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タイムリミット





−2−




「逃げるんじゃねぇよ・・・。ジッとしてれば・・・楽にオロしてやっからよ」

右手で持ち上げた和道一文字をサンジはゾロの頭上にゆっくりと振り上げた。
そのままゾロの脳天目掛けて一気に振り下ろす。
ブワッと風を斬る音と共に和道一文字の刃先が
ゾロの体スレスレに地面へとめり込んだ。

「・・・クソコック!!何しやがる!」
「あ?・・・何で逃げんだよ・・・逃げたら・・・上手く三枚にオロせねぇだろうが・・・」

更にもう一撃。
今度は刃先が横に薙ぐ。
サッと後ずさったゾロの腹に赤い筋が浮かび上がった。

「・・・・っ・・・」

かわしたつもりが、刃先だけ掠めてしまったようだ。
思った以上にサンジの動きが早い。
刀を持つのは素人のはずのサンジが何故こんなにも動きが早いのか。
何故・・・急にゾロを襲い始めたのか・・・。

「おい!いい加減にその刀返しやがれ!てめぇが持っていいシロモンじゃねぇんだよ!
 てめぇの十八番は蹴りだろうが!クソコックらしく、獲物じゃなくて蹴りで来い!」

ゾロの声が聞こえているのか。
何故かサンジはニヤリと笑い、「そこか」と一言発して、また刀を大きく振り下ろしてきた。

「クソッ・・・!」

やっぱり早ぇ。
刀の重さを感じさせないほどの振り下ろしだ。
サンジの動きを捉える所か、かわすだけで精一杯だ。
一撃ごとにスピードが増す。
縦に振り下ろした刀をそのまま右斜め上へとサンジは振り上げてきた。

「クッ・・・」

顎ギリギリで刃先をかわしたゾロの体が大きく傾いた。
周囲の真っ赤な花を薙ぎ倒し、ゾロの体が地面へと倒れ込む。
薙ぎ倒された花からは、黄色い花粉が舞い上がった。
甘い香りが漂い、視界が黄色に染まる。

「・・・んだ?・・・目が・・・」

花粉が目に入ったのか周囲が上手く見えなくなった。
気配を伺うゾロの目が花粉の向こうに見覚えのある刃先を捉える。

クソコックが・・・。
しつけぇ野郎だぜ・・・。

だが、刀を握っていたのは・・・男のそれとは全く違う、細くしなやかな手。
それと共に、遠い昔、誓いと共に記憶の奧へとしまい込んだ、
懐かしい少女の面影が見えてくる。

「・・・・くいな・・・?」

一瞬の戸惑い。
その隙を狙うようにゾロのすぐ真横へと刀が振り下ろされていた。
驚くゾロの目にはやっぱり死んだはずのくいなが映る。

「何故・・・だ?・・・お前が・・・ここに居る訳・・・・!」
「・・・どうしたの?ゾロ・・・。かかってこないのなら・・・また私の勝ちになるわよ」
「待てっ、くいなっ!」

ゾロの呼びかけにくいなは答えなかった。
ただ、にっこりと微笑み、そして手にする和道一文字を振り上げる。
何故だ・・・?
何故ここにくいながいる?
くいなは・・・くいなは・・・!

「また・・・負けるの?ゾロ」
「・・・・っ!」

追いかけてくる刃先から逃げるようにゾロは地面を這いずるように立ち上がった。
くいなの影が追いかけてくる。
真っ赤な花の中を駆けめぐり、甘い香りと黄色い花粉を巻き上げながら・・・。
少女のスピードとは思えないほどの早さ。
和道一文字の刃先がゾロの体へと追いすがってくる。

本気で・・・俺を殺す気だ・・・。

ゾロの本能がそう感じた。
くいなからは嫌と言うほど殺気を感じる。
刃先に迷いがない。
くいなが・・・俺を本気で殺そうと・・・!

「いや・・・違う・・・」

くいなは・・・もうこの世にはいねぇ。
ゾロは頭を大きく振った。
そう、くいなは死んだのだ。
幼い頃・・・確かに・・・。
だからこそ、自分は誓いと共に和道一文字を携えて、世界を目指す旅に出た。

あれはくいなじゃねぇ!

だが・・・自分に向けられる殺気は本物だ。
あの幻想は自分を本気で殺しにかかっている。
殺らなければ殺られるだろう。
腰にはまだ二本刀がある。
それを抜いて・・・・くいなの幻想に突き立てろ!

「・・・・・・・・・」

ゾロは追いかけてくる幻想に向き直った。
自分に向かって刀を構え走り込んでくるくいなの影。
悪いが・・・俺はここで死ぬ訳にはいかない・・・。
くいなの誓いに応える為にも・・・てめぇのような幻想は許せねぇ!

「・・・来い!」

ゾロは鬼徹を抜き、目の前に迫る幻想に刀を構えた。
そのゾロを嘲笑うかのようにくいなの幻想がニヤリと笑う。

「チッ・・・死ね!!」

ゾロがその幻想目掛けて刀を大きく構えた。
近づいてくる幻想を見据え、握る柄に力を込める。
・・・その瞬間。
嗅ぎ慣れた臭いが、ゾロの鼻を掠めた。
そう・・・これは・・・気にくわねぇ男がいつもいつも吸っているタバコの匂い・・・。

「・・・・・!」

ゾロは構えた刀を振り下ろさずに、そのまま体を大きく捻り地面へと逃げる。
幻想の持つ刀はゾロの右腕を僅かに捉えた。

「・・・っ・・・・」

右腕にビリッとした痛みが走る。
刃先はゾロの右腕を微かに捉え、肉を少しだけ抉っていったようだ。
だがその痛みが今までのぼやけた視界をクリアにした。
目の前にいたくいなの幻想が消え、刀を握るサンジの姿が現れる。

「・・・おめぇ・・・!」
「何処だ?・・・・何処に逃げやがった!俺の魚!!」

は・・・・?魚・・・・?
サンジは声をかけてきたゾロには気づかなかったようだ。
しきりに「俺の魚!」と叫んではあちこちで和道一文字を振り回している。

どう見ても今のコックは普通じゃねぇ。
そして・・・さっきの俺が見た幻想も・・・。
あのまま刀を振り下ろしていたら・・・・俺は・・・コックを・・・。

「・・・まさか・・・この花・・・」

ゾロは踏みつけられていた花へと手を伸ばし、ソッとその匂いを嗅いだ。
甘い・・・お香のような匂い。
少量を嗅いだだけでもウッと目が眩むような感覚に陥っていく。

そうか・・・。
これは麻薬の一種だ・・・。
この花粉を大量に嗅ぐ事で幻想を引き起こす。
なるほど・・・。
幻想同士がかち合った場合・・・
自分たちの知らねぇ所で殺し合いが始まっちまうって事か。
コックの野郎・・・。
花のド真ん中で思いっきりトリップしやがったな。
かなり深ぇ夢みてやがる。
しかし・・・。

「俺が魚って・・・どういうことだ・・・」

アイツ一体どんな幻想見てやがるんだ?
ふざけんのも大概にしやがれってんだ。
だが・・・そう思うとアイツの刀捌きも納得がいく。
アイツが今握ってるのは刀じゃなくて、包丁な訳だ。
そう思い込んでるもんだからあんなにも早く機敏に動けるってぇ事か。

「魚ーーーーーーーーっ!!!」
「っるせぇ!!俺は魚じゃねぇ!!」

ハッ・・・やべぇ。
口を押さえてみたがすでに遅かった。
ゾロの声にサンジがくるりと向きを変える。
その目には異様なほどの殺気を含んでいた。

「・・・・チッ・・・」

この花に埋もれたまんまじゃ埒があかねぇ。
それにちょっとやそっとじゃコックの頭を目覚めさせるのは無理かもしれねぇしな。
気がすすまねぇが、とりあえずこれを使ってみるか。







************************************






「ごめん・・・。やっぱりルフィとチョッパーは動けないみたいなの。
 ここはゾロとサンジ君にお願いするしかないみたい・・・」

その日の朝早く。
キッチンで島への準備を行っていたサンジの元へナミが入ってきた。
海楼石から出来ている島が原因のせいか
ルフィとチョッパーが島へ近づく度に動きが鈍くなっているらしく
今、その二人は男部屋のハンモックの上で大人しく眠っている最中だ。
ナミはその動けない二人をこのまま船に残してはいけない・・・と
ゾロとサンジ、二人だけで島へ降り立つよう話をしていたのだ。
だが・・・状況がよく判らないこの島へ降りろという事は
二人を危険な目に遭わせるのと同じ事。
皆でその危険に立ち向かっていくならば、どんな状況であれ
胸を張って立ち向かっていける。
だけど・・・それをたった二人にお願いして・・・自分はただ待つだけだなんて・・・。

ナミはサンジの顔をまともに見る事が出来なかった。
島の名前の由来も、島の状況も・・・。
一切判らない島へ二人を送り込むのが果たして正しいのか。

「・・・心配しないで。ナミさん・・・」
「・・・サンジ君」

ナミの心を察したのか、サンジは殊更優しい声でナミに話しかけた。

「どっちにしろ、ログを溜める為に島へ降りなきゃならないんだ。
 それにこの島のログを溜めなきゃ前に進めないなら選ぶ道は一つしかない。
 先に進まなきゃ、俺達の夢は叶えられない・・・。そうだろ?ナミさん」
「・・・うん・・・そうね。サンジ君」
「いざとなったら、クソ剣士のヤツを踏みつけてでも帰ってきますから!
 だからナミさぁ〜んvv無事戻ってきたら・・・その時はぁ〜vv」

愛の接吻を・・と言いかけた途端、キッチンのドアが開く。
踏みつけてもいいと言われたゾロ本人だ。

「・・・いい所で邪魔に入ってくんじゃねぇよ!クソ剣士!」
「てめぇのくだらねぇ話にゃ興味ねぇ」
「んだと・・・?てめぇ・・・俺様の足手まといになった時ゃ
 思いっきり蹴り倒して、その島に墓標おったててやっからな!覚悟しろ!」
「心配すんな。てめぇが足でまといになった時にはばっさりと斬り捨ててやる」
「てめぇ・・・」
「やるか・・・」

ゴゴゴゴゴゴッ!と闘気をバックに背負い睨み合う二人。
これから島へ入っていくというのに、なんとも険悪な雰囲気である。
そんな二人の元気に呆れるやら不安が募るやらでナミが一つため息をこぼした。
そんな時・・・。

「おおおーい!お前らの為に新兵器開発したから持っていってくれよ!」
「あぁ?!」
「んだと?!」
「ひぇぇぇぇぇーーーーーーっ!」

一晩掛けて作ったと言う新しい武器を手に勇んで入ってきたウソップ。
だが、二人の睨み合いの間に入り込み、一気にその体を縮み上がらせた。

「もう!二人ともいい加減にしなさいよ!
 ウソップがせっかく武器を作ってくれたって言ってるじゃない!」
「武器・・・?」
「なんだそりゃ?見せてみろよ」

促すゾロとサンジにウソップがさっきまでのテンションの低さが
嘘のようにジャジャーン!と効果音付きでその武器を披露する。

「聞いて驚くなよ!これが俺様が発明した何処でもお手軽爆弾、『ウソップボンバー』だ!」

デデン!とウソップが胸を張る。

「ウソップボンバー?」
「なんじゃそりゃ・・・爆弾だって?」
「大丈夫なの?そんなモノ持ち歩いて?」

ナミ、ゾロ、サンジの三者三様の驚きに
ウソップはヘヘーンと長い鼻をチロッと撫でてその武器をお披露目した。
だが、そのウソップの手の中にあったのは、
白い袋に何かが詰め込まれた簡素なものだった。

「んだ?こりゃ・・・。カイロじゃねぇのか?」
「バッカ!カイロじゃねぇよ。まぁ原理はカイロみてぇなモンだけどよ」
「やっぱカイロじゃない」
「だからカイロじゃねぇーって!」

三人から不審な目を向けられたが、ウソップはとりあえず見て見ろよ・・・と、
そのカイロの中身らしいものを少量手に取り、
指で丹念に擦ってからポイッと床に投げ捨てた。
その数秒後・・・。
ボンッ!と大きな音と共に、キッチンの床に直径5pほどの穴が空く。

「なっ・・・・」
「うわっ・・・・!」
「すげぇ・・・・」

その効果にさすがの三人も驚きの声をあげた。

「これはな!カイロの熱を使って発火させる原理な訳だ。
 普通のカイロで使う錆びた鉄の粉の他に、発火と爆発に必要な要素を含ませている。
 だから、少量でもこれだけの効果が出るってぇ寸法だ!」
「なるほどな・・・。それなら、この一袋でかなりの効果が期待できそうだな」
「おう!一メートルぐらいの範囲なら軽く吹っ飛ぶぜ」
「すげぇな!さすが長っぱなだ!」

と、サンジは両手を広げてウソップを褒め称え、そして・・・・
ガツッ!と踵落とし食らわした。

「ぐがががが・・・・な・・・なんで・・・?サンジ・・・」
「俺が戻るまでにキッチンの床に開けた穴・・・。しっかり元に戻しておけよ・・・・」







************************************







ウソップボンバーとやら・・・・。
何処まで効果があるか判らねぇが使ってみるか。

ゾロはカバンの中にしまい込んでいたカイロ風の爆弾を手に取った。
ウソップの指示通り、カイロを使う時のように揉みほぐす。

「そして・・・熱くなったら・・・・それを爆発させたい所に投げつけるんだったな・・・」

カイロを一生懸命揉みほぐしている間に、サンジが手にする刀を携えて
ジリジリとゾロへと近づいてくる。
サンジにとって今のゾロは活きのいいピチピチの魚だ。
それを逃しはしまい・・・と、
サンジの方も慎重に慎重にゾロを三枚にオロス気でいるようだ。

「クソッ・・・。全然熱くならねぇじゃねぇか・・・・!
 ウソップの野郎!粗悪品掴ませたんじゃねぇだろうな!!」
「魚ちゃぁ〜ん!僕の魚ちゃぁ〜ん!そうだよー、その場でクソ大人しくしていてねー。
 今、素敵に三枚にオロしてあげるからねー」
「うるせぇんだよ!クソコック!俺は魚じゃねぇっつってんだろうが!!
 ・・・・・・・・・・おっ!熱くなってきた・・・熱くなって・・・・・って、すんげぇ熱いじゃねぇか!!」

手にあるカイロ風爆弾が異様なほどの熱を含みだした。
ゾロがその熱さに耐えきれなくなってきた時、サンジがゾロ=魚を捌こうと
一気に刀を振り上げて襲ってきた。
その刃先を読んでゾロの体がするりとサンジの後ろへと回る。
サンジの肩を羽交い締めにした。

「は・・・離せ!魚!魚の分際で俺を掴まえるとはふてぇ魚だ!!」
「っせぇ!だから俺は魚じゃねぇつってんだろ!しばらく息止めてろ!」
「んぐっ!?」

羽交い締めにしたまま、口を押さえ込み、ゾロは手にしていたウソップボンバーを
赤い花が咲き誇る中心へと投げつけた。
そのままサンジの体を引きずり、少しくぼんだ崖下へと体を滑らせる。

ウソップボンバーが地面に触れた途端、赤い閃光が一面に広がったかと思うと



ドーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!



派手な轟音と共に爆風が吹き荒れ、赤い花が四方八方に散っていった。






「・・・・・・・・・・・・・!!」

すげぇ・・・爆弾じゃねぇかよ・・・。
直径一メートルとかの話じゃねぇじゃねぇぞ・・・・。

バラバラ・・・と土埃や花の残骸が降り注ぐ中、
ウソップボンバーを投げつけたゾロ本人が目を丸くして一番驚いていた。
そして・・・・その爆風で一気に正気を取り戻したサンジが
ゾロの手に口を押さえられ、体ごと抱きしめられている状況に困惑した。

自分の口を押さえるゾロと手にある刀を交互に眺めて
サンジがギロリとゾロを睨む。

「やっと・・・正気に戻ったか・・・」

サンジ睨む視線に気づいてゾロが口から手を離した。
何が起こっていたのか聞きたそうなサンジに「何でもねぇ」とゾロが切り出した。

「ちょっと悪い夢見てただけだ・・・」
「悪い夢・・・だと?」
「てめぇにとっちゃどうか判らねぇが、俺にとっちゃ・・・悪い夢だったけどな・・・」

先ほどのくいなの幻想を思い出し、ゾロは苦笑いを浮かべた。
懐かしい想い出もあんな形で出てきた日には悪夢にしかならねぇしな。

「あーあ・・・花が全部無くなっちまったじゃねぇか。
 せっかくナミさんにプレゼントしようと思ったのに・・・・」
「バカコック。あんな花持って帰ったら逆にナミに殺されるゾ。
 んな、くだらねぇ事はどうでもいいから、先急ぐぞ」

体の埃を払い落としながらゾロは立ち上がった。
サンジもそれに続いて立ち上がる。
とりあえず・・・と、手にあった刀をゾロへと返した後、考え込むように首を傾げた。

「何だか・・・一生懸命魚を追いかけていたような気がするんだがな・・・」
「魚・・・?」
「・・・ああ・・・緑色した・・・変な魚だったんだ。
 美味ぇかどうかわかんねぇから食ってみようと思ってよ・・・。
 んで一生懸命包丁振り回してたんだが・・・」

サンジはふと・・・ゾロの腕に傷に気が付いた。
自分が刀を持っていた事と言い、包丁を振り回していた夢を見ていた事と言い
「まさか・・・」とゾロに問う。
だが、ゾロは「心配すんな」とそのまま腕の傷を一舐めして、歩き出した。

「まだまだ先は長ぇんだ。んな事ぐれぇ一々気にすんな」
「・・・別に気にしちゃいねぇよ・・・」
「・・・じゃーなんだ?」
「・・・ただな・・・」
「ただ・・・・」

聞き返すゾロにサンジはタバコを銜えてニヤリと笑って答えた。

「ただ・・・その緑色した変な魚・・・・。
 食わなくて・・・・良かったなーって・・・よ」


空を見上げる。
太陽が少し傾きかけているようだ。
サンジはログポースと並べてつけている腕時計を確認した。
今は午後2時。
島に入った時が日の出に合わせての午前6時だから、
あれから約8時間は経っている。

残り16時間か・・・・。

二人はログポースが示す道を急いだ。
だが、そんな彼らを空を舞う二匹の鳥がずっと見下ろしていた事に二人は気づかない。















「・・・・・ねぇちょっと・・・今の爆発音・・・何?」
「え・・・・何って・・・・まさか・・・・」

ウソップボンバー?と聞き返すウソップにナミはブルブルと体を震わし
ウソップの胸ぐらを掴み上げた。

「あれじゃ・・・・島が吹っ飛ぶじゃないのよ!!
 ウソップボンバーで二人とも殺す気なの!ウソップ!!」
「ギャーーーーーーッ!!ナミーーーっ!!ちょっとした手違いだったんだー!
 火薬の量が若干ミスったみたいでーーーーっ!
 ちょ・・・待て!離せば判る!離せば・・・ぐっ・・・ギャーーーーーーッ!!」

ウソップの命も若干危ない・・・。










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