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初対面のヤツに「馬鹿」呼ばわりされたのなんざ初めてだ。
そう呼んでいいのは自分だけだと……言い返した瞬間あの男は
獲物に狙いを定めた鋭利な眼で、俺を品定めしているようだった。


その後、何時からそうなったのかは知らねえが
ヤツはオンナを口説く目線の奥で……何時も俺の動向を見定めていた。











剣の道を究める為にオンナと言う存在は邪魔だろう。
どうしても沸いてくる欲求をないがしろにする程人生こなれてねェ俺だが
娼婦を買えば必ず子種をせがまれて……半ば辟易してたトコだったしな。




この機会に断色すっか、と脳天気な事まで思ってた……いや笑い事じゃねェぞ
考えても見ろ、突然ガキの手引いた女が現れて「あなたの子よ」なんて阿呆な
事ヌかしやがったら呑気に夢なんか見てる場合じゃなくなるだろ。
俺は真面目な男だからな……無責任な射精は自粛してる。




だからあの男が突然現れて仲間になったと聞いた時。
妙な予感を感じてたのもこの際だから白状しよう。


眼の奥に潜んだ色香は凄まじい。
蹴りを初めて受けたあの瞬間俺を射抜いて視界を妨げ……
喉を鳴らして俺を喰う、機会をじっと……待ち続けている。



























ONE=DASH 特製 ゾロ誕物語 SIDE / ZORO
          
          【 コックを手に入れる最強の方法 】





















妙に神妙な顔で「頼む」とか言われたら後の言葉が続かねえだろ。
買い出しに行ったなァいいが品物忘れてきちまった、ってどういうドジだよ。
鍋仕込んじまったから自分は出られねェ……って気色悪ィくらいしおらしい顔で
下から見上げるような目線を投げつけて来やがったからマジ焦った。


俺はコックのドジに嘲笑する余裕もねえまま船を下り、ヤツが品物を
忘れたと言う港向こうの八百屋まで……割と軽い足取りで歩き出した。






ところが。……一体何企んでやがるのかクソコックは
散歩でもしてるような雰囲気で俺の後を尾けてきやがった。


俺は即座にその気配を感じ取ったが別に害がある訳でもねェ。
大方「また迷子りやがったのかてめェ」と笑いモノにしたいんだろうと
今度は少々憤りを感じながら……目的の八百屋に向かって先を急いだ。




「鍋の見張りはどうした」と食い下がるのも一興だが
迷子癖を逆手に取られてからかわれるのも腹が立つ。
地図を見りゃァ八百屋まで北に真っ直ぐ一本道……
一体どうやって迷えばいいのか見当も付かねェくらい楽勝だぜ。






俺は北へ、北へと歩を進め……
切り立った崖や障害物もあっさり乗り越え、見晴らしのいい高台に出た。

高台なんか地図にあったか? と言う疑問はすぐに消え
遙か水平線を見渡せるその場の居心地良さに溜息が漏れた。




まァ八百屋が動く訳もねえし。
見晴らしの良いココで惰眠を貪るのも悪かねえ。




俺は尾行してたコックの存在を瞬時に忘れ
草原に寝っ転がって空と海が薄く分かれた水平線を堪能した。










………











やべェ、うっかり寝ちまってたみてェだ。
普段過酷な運動を強いられてる俺の体は戦闘時以外では睡眠を強く欲している。
「寝る子は育つ、って本当なのね〜」などと口煩ェ航海士に嫌味を言われても
こればっかりは自制が効かねえ。カラダのサイクルってヤツだよな……うん。




辺りはすっかり暗くなり、港の灯りも街頭が……霧に紛れて
ぼんやりと浮かび上がっているだけだった。
これじゃァ流石の八百屋も店閉めちまった時刻だろう。


このまま帰っても悪態浴びるだけだと自覚した俺は
ログ待ちの船に戻る事さえ億劫になって、湿った草の上にまた寝っ転がった。








不意に、何処からか血の匂い。
風に乗って流れて来たニンゲンの流す鉄分の匂いは
六感に直接入り込み、俺の神経を高ぶらせる。



むくりと起きあがって風向きを探り、俺は血の匂いに誘われるように……
海とは反対側の、山の中に足を踏み入れた。








何かの痕跡を見つけた感覚に目を凝らす。
見逃してはならない警告は足下の草地にあるようだった。

膝まで茂った草地の端……今は違う風が流れて来るその場所は
生い茂った草の所為で先が伺えない、恐ろしい程の絶壁だった。



絶壁の底に向かって倒れ込んだ幾本もの雑草は
茎を折られて無惨な姿を晒している。



斜線を描いたように向こうへ細く伸びる泥の後……
誰かがここから、落ちた形跡。







俺は風が上がって来る絶壁を覗き込み、不意に俺の後を尾けていた筈の
コックの姿が何処にも見あたらない事に気が付いた。





「あの莫迦……まさかこっから落っこちたんじゃねえだろうな」




俺の呟きに同調するかのように月を反射したライターが
見慣れた形、そのままで……草の中に転がっていた。

























「おーい! アホコック、ソコにいんのか!」


























絶壁の果てに向かって叫んでも返答は無い。
ソコと底を引っかけたジョークのつもりだったんだが
嘲りの笑い声さえ届いて来ねェ……




俺は最悪の事態を想像し、背筋に流れる汗を感じながら
意を決して絶壁の底目がけて滑り込んだ。






刀の鞘をぬかるんだ地面に突き立てて斜面を滑り降りたものの
思ったより角度は険しく、落下としか言いようのない事態だった。



途中張り出した木の根やいじましく斜面に生えた木なんかに動きを遮られ
顔面に枝からの制裁を受けたり引っ掻き傷作ったり……それでも「落ちたヤツ」
が残したと思われる残留物を幾つか発見し、俺は仲間を一人失っちまったかと
知らず焦り……八百屋に行き損ねた自分を自ら叱責した程だ。





枝に引っかかったコックの上着。
襟を頼りねえ小枝に捉えられた状態で、風に吹かれて寂しげだった。

片方脱げたコックの靴……つま先に鉄板が入っててやけに重たい。
重量の有る靴に踊らされる事も無く蹴りを放つ、ヤツに今更感心もした。




肩から抜けてぶら下がった袖を見つけた時ァ流石の俺もビビったね。
腕も一緒にくっついてたらどうしようかとマジ焦った。


だけどコックの腕はそこには無く、今にも飛びそうな勢いで風に煽られた袖を
俺は全身を伸ばして捕まえて……ケツのポケットに押し込んだ。





遺留品の全てを拾い集め、俺は混沌とした気分で絶壁の底に降り立った。
幾らあのクソコックでも準備も無しにこんな斜面から落っこちたら
可哀相な姿に成り果てていたって不思議はねェと溜息をつき。



俺が降りた場所から数メートルの所にヤツの姿を見つけた時も
脳裏にコックのアホ面が、走馬燈のように駆けめぐったくれェだから。




斜めに転がった体が一瞬縮こまり、「クソ…」と
弱々しい声が耳に届いた時は本気で焦った。


トドメを差すべきか思わず悩んじまうくれェの流血……
自分が流す分にゃ無頓着な俺だが不思議な事に、俺は一歩踏み出すのに
随分苦労したくれェ動揺してた。












「てめェ……何してんだ」









俺は少なからず呆れた口調でそう声を掛けた。
そうしなきゃ、自分を失っちまいそうだったから。




人を笑いモンにしようとするから天罰下ったんだろ、とも言おうとしたが
袖が抜けたヤツの腕から流れる、おびただしい出血を踏んだ瞬間





俺はヤツに走り寄り、背中と足を支えて抱き上げて……
何処か休める場所は無いかと薄闇の中、目を凝らした。





















空には満月。
のし掛かってきそうなほど大きい光。



潮の満ち引きまでをも左右する引力が……
コックの体内から迸る血を、誘っているように俺には思えた。

















「草むらに何か居てよ……邪魔すんなって殴られた。お陰で崖から真っ逆さまだ」





コックは止血に腕を預けながらそうホザく。
俺は他愛もない言い訳を耳に流し……コックの真意を掴もうとしたが。
血糊で頬に張り付いた髪とか袖のない片腕とか……応急処置の為
むき出しになった脚とか鎖骨とかが気になって仕方がねえ。

出来るだけ肌に触れないよう、出来るだけそこを見ないよう作業を進め
取りあえずの処置が終わった後、俺は崖の具合を見る為に表へ出た。




運良く空いた農家があったからイイようなものの。
僅かな油断でもし……万が一の事があったら一体ェどうする気だったんだと
俺はコックにそう言いいたい自分を押さえるのに結構苦労し、傷を悪化させる
喧嘩に持ち越さないよう……俺自身気を使ったつもりなんだが。



コックは脚を引きずりながら戸口に立ち、「寝てろ」と言う俺にむかって
今まで聞いた事もねえ……か細い声で呟いた。








「八百屋に預けといたケーキ……無駄になっちまったな」
「あ?」







俺は安直に「何で八百屋でケーキ扱ってんだ」と言う疑問を抱いたが
へ、っと自嘲気味に笑い、室内へと姿を消したコックに誘われるように
農家の軒を潜り、明々と炎が燃える焚き火の前に腰を下ろした。







「人生ままならねェなー」
「一人でイっちまってんじゃねえよ……てめェ一人の体じゃねェんだぞ」









コックは驚いたように顔を上げ、俺はその反応に驚いて自分が今
言った言葉を頭ん中で繰り返してみた。












……馬鹿じゃねえか。












てめェ一人の体じゃねえ、って何だよ。まるで半分俺のモンみてェな
言い方じゃねーか。

いや俺ァただな、こいつがコックって言う職業柄こいつに何かあったら
色々やっかいな事になっから、ってそう言う意味だ。

だが一人でイっちまって……云々辺りも良く考えると微妙な台詞だ。


かと言って今更言葉を濁すのも癪に触る……。俺は結局、いつものように
黙って時間が過ぎ、言葉が白紙に戻るのを待った。













「俺のカラダは俺のモンだ……どうしようと俺の勝手だろ」









何も言わない俺に仏頂面。コックは吐き捨てるようにそう言うと
ぱちぱちと燃える火の中に……木切れを数本放り込む。




口尖らせて……ガキかてめェ。
枝で火ん中かき回すなァ止めとけ……灰が舞って収拾つかねェ。



俺はコックから枝を取り上げて、一差し指で奴のデコを弾き飛ばした。




「て! 何だよいきなり!」
「別に……。ちょっと愛嬌感じただけだ」
「あァっ?」
「寒ィんならこれでも被ってろ」






俺は農家の片隅に丸めてあった小汚い毛布を、コックに向かって放り投げ。
あまりの汚さに真剣嫌そうな顔してやがる……サンジの隣に座り込んだ。



「な、何だ」
「俺ァ体温高ェからな……湯たんぽ代わりに抱きしめてろ」
「だ! 誰がてめェみてェなムサい野郎………っっ」




みなまで言わせず、俺の方からコックの体を抱き込んだ。
肌は冷え切って氷みてェだ……。それなのにじっとり汗ばんだ肌……
おそらく貧血を起こしている。




焚火の炎に惑わされるほど……俺の目は節穴じゃねえ。
青白い顔に血の気を欲し、体を温める為に力を込めて抱き寄せた。








「何で後を付けて来た?」







腕の中に抱き込んだ背中がびくりと揺れる。

てっきり蹴り飛ばされるかと思ったが……
コックは意外な事に、俺へ体重を掛けて来た。










「てめェを喰おうと思ってよ……後を尾けた」
「へー……そいつァ驚きだな」








拗ねたように呟いたコックに返した言葉、意外でも何でもねえ……今更だ。



野生の血を滾らせた目で威嚇を続け、俺が己に相応しい男かどうか
じっくり値踏みしてやがった癖に。


バラティエを出た課程がどんなモノだったかなんて俺には知る由もねェが
イッコだけ、確実に……知っている事が俺にはある。







「てめえ……最初から俺に惚れてんだろ」
「…………」







無言の了承……一瞬縮こまった体が諦めた風に吐息を漏らし
微かに上がった体温が……本音を赤裸々に物語っている。






こいつはガキで、……我侭だ。
だがどんな言葉にも、決して本心を曝さない頭脳犯。
その癖頭に血が昇り易くて……意外に素直な所もある。






「見てて飽きねえよ……てめえは」





もっと深く抱き込んで……ついでに髪の匂いも嗅いだ。
ふんふん音を立てて嗅ぎ回っていると、コックはぎゅっと肩を竦ませて





「くすぐってェから止めろ」






と震える声で……抗議してきた。























「くすぐってェなァ……この辺か」




舌を伸ばし首筋を撫でると……ぞくぞく震え呼吸が乱れ。
かたかた鳴った歯を誤魔化すみてェに食いしばり……
コックは不器用に深呼吸する。





悪ィが落ち着くのを待ってる余裕は俺にもねえ。
耳元でそう囁き、そのまま耳朶に歯を立てれば
その刺激を待っていたように……コックの顎が戦慄いた。




















首を竦めるように僅かだけ振り返り、視線で俺を絡め取り。
野獣のそれにも似た獰猛な視線で……コックはぼそっと呟いた。











「……何がしてェんだよ」










ほら来た。……判ってるさてめェの魂胆なんぞ見え見えだ。




















月夜に夜露……傷つき濡れて……冷え切った体。
体の芯にまとわりつく寒さを暖めるくれェじゃ納得できねェし
かといってこんな状況下……場に流されたセックスなんざご免だと…
てめェは言うに決まってる……そんな事くれェお見通しだ。






だからこそ俺は、今てめェを手に入れる事に決めたんだ。
てめェはこの状況を、おそらく自分で仕組んだつもりなんだろうが










折角だからノってやる。

だが俺は俺のやり方で、てめェって言う獣の首を……押さえてやる。











ぐっと背中を押さえ込んだ所為で、膝の中に座っていた
後ろ向きの痩身がつんのめった。


俺の黒い手拭いを巻いた手が、バランスを崩して床に落ち。
背後がすっかりがら空きだぜ……腰を押さえただけですんなりと
細身の体が前倒しになり、俺はその上にのし掛かる。



おい、と反抗しそうな口を、首を持って制限一杯までこっちに向け
歯を立てないよう大きく開けた口でコックの機関銃を封じ込めた。



「んんっ」




脇から抜けた腕が背中を掴み、不意打ちから逃れようと目論んでも無駄。
俺がそんな抵抗如きで……今更事を納めるとでも思ったかよ。


腕を根本から捕らえたお陰でこっちは随分楽になったぜ?
横抱きに唇を貪る体制は嫌いじゃねえ。……思ったより柔らけえしな。



体制をじわじわ整えながら唇を貪る。
やがて力を無くしたコックは悔しそうに眉を潜め
精一杯の威嚇を込めて……俺を睨み付けていた。










食いつかれそうな目だ……そう俺は、出会った瞬間その蒼い瞳に惑わされた。











夜目にも眩しい金髪は確信犯を気取り
うなじにちらつかせた金糸が欲情を誘う……







お前が相手なら不服はねえ。
本能のまま……手加減無く欲望をはき出す事が出来
本性をむき出しにしても逃げる事無く立ち向かって来る。









お前を選んだのは俺だ。選ばれたのが……俺な訳じゃねえ。



それをそのカラダに教え込んでやる。



















傷ついた脚を押さえ込み両手で縮こまろうとする体をこじ開けた。
素肌に痛々しい生傷……跡が残らねえように消毒してやろう。







かあっと染まった頬に屈辱の色は皆無……望む所、かイイ度胸だ。
先ほどから既に、コックのペニスは淫猥な汁を垂らして俺を誘い
惜しげも無く開いた体は呼吸に合わせてせわしなく上下し
ぞくぞくクる快感に、俺も大概テンパってた。

余裕なんかある訳ねえ。……下手すりゃ一回で、容赦無くお払い箱だろう。
ココ一発、この先何があっても逃げ出せねえ程カラダに俺を刻み込む。
だから無茶はしねえ……「無理すんな」と呟いた言葉は自分の為だ。






大きく広げた四肢から力が抜けた。……どうだ俺のカラダはソソられるだろ、
みてェな面でコックは俺を見上げている。





あァ……男のクセにてめェ、エロすぎだ……






俺は不意に、コックが別の奴とヤってる場面を想像した。













胸ん中に黒い塊が浮かんで来る。
女好きを豪語して止まないコックは上陸の度
毎回趣の違う女を片手に抱いて……夜の街へと消えて行った。




俺を欲しがってるクセに……喰いつくチャンスを
じっと待ちかまえていやがるクセに。



まるで見せつけるように……躊躇無く精を発散する奔放な男。








ぐ、っとカラダをねじ込んだら腰が逃げる。
コックは先ほどから訳判らねえ事をしつこくうだってやがるから
俺は多少苛ついて……やるのかヤんねえのかハッキリしろ、と唸りを上げた。





「ココまで来て今更無かった事に出来るかよ! 観念して脚開け!」


「冗談じゃねェ、使い回されるなんざ真っ平ご免だ! ……ヤりたきゃ俺を
 ちゃんと納得させてからにしねェと……この使えねェ首へし折るぞ!」






がっと首に食い込んだ指。虚言じゃねえ証拠に有り得ねェ力で
締め付けて来た。俺も負けじと首根っこを押さえ、下半身では
切羽詰まった鬼ごっこが繰り返された。






先走りでヌルった肌、きっかけさえありゃァ一気に挿入出来るのに
くっ、と腰を捻って逃げやがるタイミングが絶妙で……マジ焦る、クソっ







良く考えろ、折角頭に血が溜まってんだ。
コイツの考えそうな事ァ……俺は大概把握してる。





ふーふー睨み合いながら窒息寸前。
馬鹿やってんなあと思いつつも、臨戦状態に入っちまったペニスが
思考を全部かっ浚い……何時まで経っても事態は好転しそうになかった。






コックは俺の目を捕らえ、険しい表情で睨んで来る。
さあ考えろ何が欲しい? ……コイツは何を望んでいる?






それさえ判りゃあ……後はこっちのモンだ。
この熟れたカラダに肉棒突っ込んで奥までがんがん突いて鳴かせて喘がせて
俺無しじゃ生きられねェカラダに仕込んでやるんだ……考えろ。














コックの首を自由にした。真面目に落ちそうな顔してたからな。
途端に俺も解放され、俺達は暫く咽せながら……お互い威嚇し合っていた。












…あァ。間違いねえてめェも男だ。
立てた膝、開いた足……まん中にぶら下がってるモンは
間違いなく男である証明だな……想像してたより立派だしな。


コックは保険を掛けたがってる。なし崩しに関係を持てば
それだけ先への不安が広がるって寸法か。……随分甘く見られたモンだ。






俺は自嘲気味に笑ったが、コックは目線を落としてまた何やら考え出した。
早ェとこ決着付けねェと埒空かねェ……俺は立ち上がってコックの腕を取り
奴も立たせておいてから……細ェ腰に両手を当てて、跪いた。

















びっくり眼で見下ろすコック……結構可愛いトコもあるじゃねえか。

……満足か? この俺を跪かせられる男は早々存在しないだろう。



優越を含んだ眼差し……コックの表情から焦りが消えた。












金色の髪が微かな風に煽られて……揺れる。
約束を欲しがる体は熱を持って鼓動も荒く、肩は自然に大きく波打って
焦れる心情をあからさまにしてた。



この細い体の一体何処に……あれだけの破壊力が隠されているんだ?
男では俺が初めてだろうな、と聞きたかったが…俺はすぐにそれを忘れた。









だってコックの表情が……期待やら不安やらに彩られ
俺の口から望む言葉が飛び出すのを、今か今かと待ちかまえてる。





言ってやろう……嘘じゃねェ。
















バラティエで馬鹿呼ばわりされたあの瞬間から、間違いなく俺ァ
てめェって男に恋焦がれてた。



惚れた弱みって奴が俺なんかにも存在すんのかって結構不思議な心境だが
てめェが隣に立ってる図……悪くねェと思うんだよ。







例えば平和な船の中で

……例えば血なまぐさい戦場で。







時に背中を預け合って……或いは離れた距離からてめェの技を垣間見る。
鮮やかに舞う細い体、蹴り飛ばされた瞬間感じる絶頂感は俺も知ってる。

斜に構えた目線で見るモノを圧倒し、残像に残る蒼い瞳。
不敵な態度で怒りを煽る……その姿さえいっそ潔く
俺はコックと自分が対で佇み、戦闘に赴く瞬間を想像して身が震えた。





















ふ、と肩から力が抜けた途端、俺の口から驚くほどスムーズに……
コックが望む、答えが出た。





















「てめェを……俺のモンにしてェ」





















そうコイツは俺の男だ……どんな時でも俺のモンだ。他の奴らは見て羨め。
この先女だろうが男だろうが指一本握らせてなんかやるもんか。
………てめェに触れられるのは俺一人だ。















コックはにやりと笑って俺の言葉を受け止めた。
さァもう問題ねェんだろ? ……悪ィがこっから先は仕切らせて貰う。










まだ優越感に浸ってるカラダを横倒しにすっと「いや待て待て」と今だに
何かホザいてやがる。冗談じゃねェもう我慢できっかココ見ろココ!


むしゃぶりつくように唇を多い顔中なめ回してたら大人しくなった。
ぐ、っと持ち上げた下半身……細ェがしっかりした筋肉が付いてる。




視界に飛び込んで来た蕾の位置を確認し、まずはふるふる震えてるペニスを
ちょいと弄ってやったら……じゅわ、っと先走りが零れ
コックのカラダが戦慄いた。






「んっ……」







クソ……犯罪的にイイ声だ。
もっと聞きてェもっと聞かせろ。……言っとくが聞く権利はこっから先
俺だけだぞ? 他の奴に聞かせてみろ……てめェのちんこぶった斬って
ホルマリン漬けにしてやっから覚悟しとけ。





そう唸るとコックは苦笑し「おっかねえな」と呟いた。




当たり前だ、と言った言葉は台詞にならない。俺の口ん中にゃコックの
モンが入ってたからな。……三刀流って言ったって横に銜えんのと縦に
銜えんのじゃ勝手が違う。




じゅじゅっ、と音を立てて吸い上げると細い腰がびくんと跳ねた。
コックは俺の頭を押さえて苦しげに喘ぐ……
無駄のない腹筋がぎゅっと引き締まって、奴のペニスが膨張した。




おっとまだイかせる訳にゃいかねェぜ。
俺はたっぷり流れる先走りと唾液を利用して蕾の方を解しに掛かった。
指がくちゅ、と入った瞬間「っあ!」と体を捩らせたな……イイ反応だ。






コックの目は微睡むように俺を見る。
体中が俺を歓迎しているように思えて嬉しくなった。











淫気を含んだ目が誘う……
カラダが喘いで俺を呼ぶ。









来いよ、と荒い呼吸のついでに漏らし上がった顎を
舌でべろりと舐め上げて……挿入の合図を送ってみた。














ぬぷ、と先端が入った瞬間はああ、と薄い声音が漏れ
全体重を掛けながら狭い蕾に押し込んだ。



ぴち、っと裂けた皮膚から鮮血が漏れ一杯に広がったアヌスの中に
俺のモンが窮屈そうに納まっている……非道く淫猥な光景だ。





ぎちぎち締め付けて来る根本とは裏腹に、中は意外なほど滑らかで広い。
亀頭が粘膜に擦れる度……歓喜に腰が震えて来る。





指を伸ばして乳首を掻けばびくっと震えて手を封じられ
馴染むまで待つ俺を見上げてコックは喘ぎ、俺の名前をか細く呼んだ。










「は、ァっ……っ、あ……」









上気した頬と潤んだ目を見た瞬間、俺のペニスが無自覚に跳ねたモノだから
コックはぐっと歯を食いしばって体を捩った。
だがその所為で自分を痛めつけちまったらしい。……体を斜めに持ち上げたまま
コックはそっから先身動きも出来ねえ状況に陥っちまった。






「動くぞ」







珍しい事もあるモンだ。
今まで一度だって俺ァ……相手にお伺いを立てた事なんぞねえもんな。
だがそれも然り……これからの相手はコイツだけだ。
素の自分を出していい。……永遠に番う相手なんだから。








「んァ、っ!」









先走りでヌメったコックのペニスを掴んで扱きながら腰を使う。
出し入れはまだ無理だ……キツすぎる。


もう射精寸前なコックのペニス……俺ァ腰をゆっくり回しながら、
発射できねえように親指で、尿道をしっかり押さえて腰を振った。







「て、め……っっ、はな、っ、あ、あんんっ」

「イきたきゃケツで射け」






我ながら極悪な面曝してっと思うぜ?
身悶えて抗議するコックの顔に近寄って、乱れる息を口で塞ぎ
上下を蹂躙しながら俺は踊る。……そろそろ中も潤んできた。










「行くぞ」











そう宣言してから片足を持ち、俺はコックの足を自分の肩に担ぎ上げた。
柔らけェな全く……百八十度開脚しても、関節はくにゃりと回って自由になる。
こりゃァ随分奔放な体位も満喫できそうだ、と俺は笑った。







腕を押さえ、自分で扱けないよう封じ込めた。
首から上だってちゃんと仕事してるぜ? 俺は器用な男なんでな。


弱いと見破った耳の下辺りに刺激を与えつつ、押さえ込んだ指の間を
かりり、と掻き……そんな事をやってても、俺の下半身は自在に動く。






ぱあん、と打ち付けた瞬間コックの体に電流が走った。
猫みてェに毛を逆立てて快感と痛みの間を彷徨ってる。

大きく開いたままの口は余りの衝撃に声も出ねえ様子……
俺だってびりびりキた余韻に思わず歯を食いしばった程だ。


俺はゆーっくり腰を引き、衝撃に耐える為身を竦めたコックの
隙を狙ってまた打ち込んだ。




「ひあァっ!」




ぐ、っと仰け反った体を上半身で押さえ込みまた引き抜くと
粘膜がどろりと流れて潤滑効果を招いてる……凄ェカラダだと感心した。
一度喉から漏れた声は際限なく響いて俺の聴覚をも刺激して……

もっと鳴け、とばかりがんがん突っ込んだら眼下でぶるぶる
震えてたコックのペニスがびくびく、っと反応し。



体中に力が入ったのを見計らって……俺は内側からペニスを扱くつもりで
コックの足を片手で抱き、浅い所を擦ってやった。




「や、ァう、うン……っ」








初めはまるで……小便みてえな透明の液がじわっと染み出て
それからこぷっと精液が出た。

自分以外の野郎が射精する所なんぞ見たのが初めてだった俺は
それを誘導したなァ俺なんだよな、みてェな感慨を背筋に感じ
思わずそっから動く事を忘れちまってたみてェだよ。






コックは俺の腕に爪を立て……もどかしげに首を振る。
あァ悪ィ、つい見惚れちまったと呟けば……真っ赤になって睨んできた。






さァ仕切直しだ。







担いだ足は焦れてぶるぶる震えてる。
そんなコックの足をしっかり抱き込み空いた手で腰を押さえ
身じろぎ出来ねえよう押さえ込んでから……







じゅるっと言う音を引き連れてペニスを抜き
亀頭の間にわざと空気を持ち込んでぶちゃ、っと刺した。



あまりにも酷ェ音が出たモンだからコックのやつ、顔から耳、体中まで
真っ赤にして俺の腕を掻きむしったが……文句なんぞ言わせねえ。




てめェのカラダがよ、厭らしく呻いて早く寄越せと俺を誘う。
そんな情けねえツラ拝めるなァ俺だけだ……




この肌も、繋がったこの部分も
止めろ馬鹿、クソ野郎助平剣士、と喚く汚ェ口元もな。
……全部俺のモンだ判ったか。





「いあううううあ、あァっ! ああんんっっ!!」





どくっと脈打ったペニス。射きたきゃイけ……悪ィが俺も突っ走りてえ。
狂ったように暴れるカラダ……押さえ込むのももどかしく、
斜めに突っ込んでた体制から正常位に戻り、俺はコックの体に覆い被さって
密着度を増した肌を擦り付けた。



腹の下でペニスが狂い……なま暖けェモンがびゅく、っと弾けたが
構ってられねェ俺だって限界が近えんだ!





腹に浴びた精液のお陰でヌルった肌は滑りが良く。
そう言やァさっきまで貧血気味だったコックの肌も
赤みが増して……汗ばんでる。






射精した直後も擦られる快感に怯え
目を閉じ、赤く染まった頬も艶めかしく。

視覚的にも申し分の無い相手に俺自身酔っちまったらしく
高みを迎えた瞬間、不覚にも声が漏れちまった。









間違いなく……てめェは最高だと耳元で囁けば
俺の精を吸い込んだカラダが嬉しそうに戦慄いた。
































腰が立たねェコックを背負い……絶壁を昇って船に戻ったのは
それから丸二日経ってからだった。



コックの野郎、それまで俺の背中で甘えまくってたクセに
船が見えた瞬間「下ろせ、下ろせってクソ!」と騒いで
何事も無かったような顔で歩き出しやがった……足はかなりフラついてたがな。






船に戻ると日常か。
何事もなかった風を装いてェ気持ちも分からねェ事ァねえけどな
俺はてめェが女共にメロってる姿を見んなァ好きじゃねえ。






だがその場では取り立てて何もせず、俺は仲間達が甲板に集まるのを
辛抱強く待っていた……当然だろ、こう言う事は最初が肝心なんだ。













「手当終わったぞ。……災難だったなー」



チョッパーは気の毒そうに声を掛け、ウソップは崖下転落の詳細を
事細かく聞きたがってる。ルフィは「ドジだなー、サンジは」と笑って
何でかコックに蹴られていた。


「でも運良くゾロが通りかかって良かったじゃない。
アレもタマには役に立つのね」




ナミの奴が余計な事を言った……それが動く合図となった。





「まァ不本意だけどねー」と鼻の下を伸ばすコックがふとこちらを
眺めた瞬間……俺は奴の視線を絡め取り、べろりと舌を伸ばして
意識的にいやらしく……唇を舐めた。







「……っ!」







怯んだなァコックだけじゃねえ。
ナミもロビンも瞬時に何かを悟った風に目を丸くし、
ウソップもチョッパーも怪訝な顔をコックに向ける。
ルフィにだけは通用しなかったみてェだが、俺はそれで満足だった。















「ふうん……そう言う事。おめでとうサンジ君」
「ふふ、素敵なバースディね」






ついでにあんたもおめでとね、と片手を上げナミは自室へと向かって歩く。
通り過ぎ様「最高のプレゼント貰ったじゃない」って言いやがったが
俺自身……その通りだな、と自覚してる。


























初めて逢った時から狙いを定めてたなァ、てめェだけじゃねえって事だよ。
こっから先どんな事があったって……俺ァてめェを離さねえ。



覚悟しとけ……俺は案外嫉妬深ェ。  浮気は絶対ェ許さねえぞ?












































END




















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まやさまより頂きましたvDLF作品3つ目ですv



2004.11.24




















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