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「おおい!お〜〜い!まってよ〜!!ゆう君〜」
ほんのり暖かな風と咲き誇る桜と共に高校生第一日目が始まる。
俺、斉藤悠一(サイトウユウイチ)、今日、高校生になったばかりだ。
後ろからついてくるのは、そう俺の幼馴染。越智桃子(オチモモコ)。
家が隣で幼稚園の時からの幼馴染。っていってもハッキリいってもうウザったい。
小学校、中学校、・・・ついには高校まで一緒なんて!顔はなかなか可愛いんだから
早く好きな人や彼氏つくれっての!いつまでも俺の後ばっかつきまといやがって・・
「おおい!おお〜〜いってば!ゆう君!」

必死でついてくる桃子。昔からそうだった。
「うるさい!聞こえてるよ。それに俺達もう高校生だぞ?そのゆう君ってのやめろよ。」
「うっ・・・うん。ごめんね。・・だって一緒に学校行く人いないんだもん!寂しいもん!」
そうゆうとニッコリ笑って俺の横を歩く。
「・・・ふ〜ん。」ドキ・・・
(よくそんな恥ずかしい台詞いえるよな・・素直な性格は俺とは正反対だぜ・・)
「あ!ねぇねぇ!部活、ドコにするか決めた?あ゛〜!めんどくさいから帰宅部ってゆうのは却下ね!」
楽しそうにクスクス笑う。
「うるさいな!わるかったなめんどくさがりで・・う〜ん・・桃子は?」
「もっちろんバレー部!私はバレー一筋だもん♡」
「アハハ!運動神経だけがとりえだよな。お前って〜!」
「失礼なっ!ゆう君よりは頭だっていい方だも〜ん!」
「いったな!コイツ!!」「エヘヘッ」
大声で笑いながら二人で歩く登校道。慣れた顔、声、空気、ほんとの家族みたいだな・・。
(まぁ、ゆう君って呼ばれても・・いいか。)



(やべぇ、緊張してきた。。)
下駄箱付近に張られたクラス表をみる。
「やった〜!!ゆう君!一緒のクラスだよ♪」
(またか・・・(゚゚;)
クラスは1組から7組まで分かれている。
教室に向かい、名前の順で指定された席にすわる。
「よ!これからよろぴこぴこ♪俺、春樹ってんだ。」
突然横の席の男が話しかけてきた。
「あ・・よろしく・・」(随分なれなれしい奴だな。)
「なんだ!?元気だせよ〜♪ところでさ〜!あの子可愛いなあ!一緒に来たけど、お前のナニ?」
(目的はそれかよ。オイオイ・・)
「ただの幼馴染だよ。」
「な〜んだ!そうなの〜ヘヘ!俺、狙っちゃうかも♪よろしくな♪幼馴染君♪」
その時、カツカツと靴音。教卓に紫の髪の一人の女性がたつと、勢いよくチョークを走らせた。

「はいはい!席について〜!新入生の諸君!私がこのクラスを担当することになった来栖由香里(クルスユカリ)。よろしくね」
ボソボソとさっきの男が話しかけてくる。
(なぁなぁすっごくない!?超ナイスバディーな上に清純乙女なオネエ系!チェックチェック!」
(か・・・勝手にやってろ・・でも確かに大人の色香が漂ってるな・・。って俺は今なにを!?)
入学式も終わり。放課後・・。
「ねぇねぇ!ゆう君♪一緒に帰ろ〜☆」