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笑顔


 笑顔にならなきゃ。
 笑顔にならなきゃ。
 悲しい考えを追い払わなきゃ。
 辛い気持ちを封じ込めなきゃ。
 だって、わたしが泣いたら……
 きっと、また祐一は居なくなる。


「え? 今日、あゆちゃん家に来るの?」
 日曜の朝。わたし、水瀬名雪は、祐一に問い返す。
「その予定だ。誘うのは会ってからだけど、まず間違い無く来るぞ。手作りのたい焼きに釣られてな」
 たい焼き? わたしはお母さんを振り返る。お母さんはいつもの仕草で頬に手をあててにこにこと笑っている。
「ええ。あゆちゃんの退院祝いに張り切って餡子を仕込んでいますからね。最高のたい焼きを作ってあげますよ」
 なるほど。わたしは納得する。
 あゆちゃんは7年の眠りから目覚め、先日ようやく退院したばかり。7年ぶりのたい焼きは、さぞかし彼女を喜ばせる事だろう。
 正確に言うなら、「生身では7年ぶり」になる。とても不思議な事だけど、あゆちゃんは体は眠ったままで、この街に帰ってきていた。祐一が帰ってきた冬に、あゆちゃんも帰ってきた。そして、祐一とあゆちゃんは再会をした。
 あゆちゃんはどんどんと祐一と親密になり、親愛を深めた。それはまるで7年前の再現のように。7年前に、祐一がわたしを無視して、知らない女の子と……あゆちゃんと……遊んでいた時のように…………そして7年を隔てて……祐一と……あゆちゃんは……

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 えっと……何だったっけ? ……あ、そうだ。あゆちゃんが来るんだった。
 わたしは、満面の笑顔をお母さんに向ける。
「お母さん。わたしもなにか手伝うよ」
「そう? じゃあ、朝食の方をお願いしてもいいかしら。下ごしらえはできているから」
 わたしは頷き、棚から食器を取り出して、重ねたお皿を祐一に差し出す。
「祐一、お皿並べておいてくれる?」
「おう!」
 祐一が立ちあがる。祐一はわたしがすぐ後ろまでお皿を持ってきている事に気が付いていなかった。祐一の肩がわたしの手を払う。
「あ……」
 わたしの手から白いお皿が払い落とされる。ゆっくりと落ちていく白いお皿。わたしが差し出した白いお皿は……祐一に……払われて…………落ちていく……壊れていく……あの日の……雪の……うさぎの……ように……
 どうしてなの? 祐一…………わたしじゃ……駄目なの?……

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 床には粉々になったお皿の破片が散らばっている。祐一は首を竦め、目をつぶっている。
 お皿の割れた音の残響が消える。祐一が目を開ける。
「わっちゃー、すまん名雪。俺の不注意だった」
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「ううん。わたしこそごめんね」
 わたしは割れたお皿を片付ける。祐一も手伝ってくれる。
「名雪、手を切るといけないから俺に任せろ」
 祐一は優しい。普段は意地悪だけど、困っている時には必ず優しい。
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「うん、ありがと。でも、大丈夫だよ」


 朝食が済んで、わたしは片付けを始める。お母さんはまだ餡子作りに忙しい。祐一は手持ち無沙汰に座っている。
 祐一が立ちあがる。
「秋子さん。俺、考えたんですけど」
 お母さんがアクを取る手を休めて振り返る。
「はい? なんですか、祐一さん」
「俺……あゆと暮らそうかと思うんです」
 ……………え?
 空白。
 何も無い。
 時間さえ流れていない。
 ここ……どこ?
「あゆの奴、お母さんと住んでた家だから、って言って、1人であの家に住むつもりなんだけど……俺、あいつの事1人でほっとけないんです」
 祐一……?
 何を言っているの?
「祐一さん。あゆちゃんの事が心配なんですね」
 お母さん……?
 何を言っているの?
「あゆには今日話すつもりです。多分、受け入れてくれると思います。それで……お世話になりっぱなしで、申し訳無いんですけど」
「了承」
 2人共……何の話をしているの?
「秋子さん……いいんですか?」
「祐一さんが決めた事ですもの。それに、きっとあゆちゃんも喜びますよ」
 祐一が出て行く?
 祐一が居なくなる?
 待ってたのに?
 7年も待っていたのに?
 わたし……ずっと待っていたのに?
 帰ってこないの?
 今度は……もう……7年待っても…………祐一は……帰って……こない……の?

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 でも、何も変わらなかった。
 祐一が居なくなる事は、何も、変わらなかった。

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 祐一はこの家から出て行く。

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 祐一はあゆちゃんと暮らす。

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 祐一はあゆちゃんの恋人だから、あゆちゃんと暮らす。

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 祐一はあゆちゃんの恋人。

 ぱちん。
 スイッチの切り替わる音がする。
 あゆちゃんが、

 ぱちん。
 祐一の、

 ぱちん。
 恋人。

 ぱちん。
 祐一が選んだのは、

 ぱちん。
 わたしでは無く、

 ぱちん。
 あゆちゃん。

 ぱちん。

 ぱちん。

 ぱちん。

 ぱちん。

 ぱちん。

 ブツン!
 スイッチの壊れる音がする。

 駄目だよ。泣き顔になっちゃ。
 駄目だよ。笑わないと。

 ぎりぎりと、嫌な音をたてながら、わたしの顔が、笑顔の真似をする。
 ピシ……!
 見せかけの笑顔のまま、わたしの顔が固まった。

 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「祐一。そろそろあゆちゃん迎えに行かなくちゃいけないんじゃない?」
 わたしの顔は笑顔のままで固まっているから、無理に笑顔になる必要はもう無い。
 笑顔になれない理由を、無理に心から消す必要はもう無い。
 祐一は壁の時計を覗きこむ。
「あ! ほんとだ! こりゃ遅刻しちまったな!」
 祐一は慌てて立ちあがり、玄関に向かって駆け出す。
「行ってきます! すぐ、あゆ連れてきますから!」
 ばたばたと、祐一は飛び出していった。
 あゆちゃんの所に、駆けていった。
 わたしの事なんて振り向かない。
 わたしの事なんて気が付かない。
 これからも、ずっと、気が付かない。
 わたし、笑っているのに?
 ずっと、笑っていたのに?
 わたし、泣かなかったよ?
 泣かなかったのに……祐一は……居なくなる。
「……嘘つき」
「え?」
 台所のお母さんが振り向く。
 わたしは、満面の笑顔をお母さんに向ける。
「お母さんが言ったんだよ? 7年前に」
 そう。あれを言ったのはお母さん。
「名雪?」
「ベンチで祐一を待ってて……祐一は来なくて……わたしが泣いていたあの時……」
 もう一度、ちゃんと言いたかった。
 もう一度、祐一に言いたかった。
 ずっと好きだった、って……言いたかった。
 でも、祐一は来なくて、雪が降り続いていて、夜になって、お母さんがわたしを探しにきて…………そしてお母さんが言った。
「泣いていちゃ駄目よ、名雪。泣き顔を祐一君に見られたくないでしょ?笑顔でいれば、きっとまた祐一君に会えるわ」
 だから、わたしは泣かなかった。
 だから、わたしは笑っていた。
 祐一に会いたくて。
 なのに、祐一はずっと来なくって。
 わたしは7年も待った。
 7年も待ったのに。
 7年も笑っていたのに。
「お母さんの嘘つき……笑っていても……祐一は……居なくなるじゃない」
「……名雪?」
 わたしは、満面の笑顔をお母さんに向ける。
「わたし、分かったよ。笑っていても、駄目なんだよ。祐一が居なくなる理由は、わたしが泣いているからじゃないんだよ」
「名雪? どうしたの? 名雪」
 わたしは包丁を手に取り、しっかりと握る。
「なゆ……」
 思いきり勢いをつけたから、包丁はしっかりと深く刺さった。
 これならきっと、お母さんそんなに苦しくないよね?
「お母さんがあゆちゃんを朝食に誘った。祐一と見に行く映画のチケットをあげた。あゆちゃんが目を覚ました事を祐一に教えた」
 わたしは、満面の笑顔をお母さんに向ける。
「お母さんが居ると、あゆちゃんが家に来ちゃうんだよ」
 お母さんの唇が、血で真っ赤になっている。
 お母さん、きれい。そういう真っ赤なルージュも絶対似合うよ。いつも薄いメイクなんだもの。勿体無いよ。お母さん、すごくきれいなのに。
 お母さんが、がくりと崩れる。
 痛かったかな? 苦しかったかな? ごめんね。お母さん。
 でも、もう痛くないよね? もう苦しくないよね?
 わたしは、満面の笑顔をお母さんに向ける。


 玄関のチャイムが鳴る。わたしはドアを開ける。
 ……? わたしは考え込んだ。誰だろう? この子?
 走ってきたのか息を切らしながら、その子が口を開く。
「こ……こんにちはっ! 名雪さんっ!」
「あ、なんだ。あゆちゃんだったの?」
 わたしの知っているあゆちゃんは、確かに生身のあゆちゃんでは無かったけど、それにしたって随分と印象が違う。
 大きな帽子にサロペットジーンズ。帽子からはみ出した髪は間違い無くベリーショート。
 わたしは、満面の笑顔をあゆちゃんに向ける。
「イメチェンしたの? あゆちゃん」
 あゆちゃんは何故か口ごもる。
「うぐぅ……そういうつもりじゃ、無かったんだけど……」
 わたしはあゆちゃんの後ろを伺う。祐一の姿は見えない。
「祐一は?」
「帽子取ろうとするから……逃げてきた」
 わたしはちょっと考えて、状況を察する。
「分かったよ。髪、切りすぎたんだね? あゆちゃん」
「うぐぅ……」
 あゆちゃんは赤くなっている。
「じゃ、祐一が追いついて来ないうちにあがって。あゆちゃん」
 わたしは、満面の笑顔をあゆちゃんに向ける。
「うんっ! お邪魔します」
 あゆちゃんはぱたぱたと家にあがり、ぴたりと足を止める。
「……何か焦げてる?」
「あ」
 わたしは思い出す。
「たい焼きの餡子、かな? 火にかかったままだったよ」
「ええっ!?」
 あゆちゃんは慌てて台所に駆けこんでいく。
 あゆちゃんの足音が止まる。息を呑んでいる気配が伝わってくる。
 わたしはゆっくりと台所に入る。
 あゆちゃんが立ち竦んでいる。お母さんを見下ろしている。
「え……? え……?」
 あゆちゃんが困惑している。
 わたしは包丁をもう1本取り出し、しっかりと握る。
「あゆちゃんは、7年前にも、今年の冬にも、祐一に泣き顔を見せていたんだよね?」
 あゆちゃんが弾かれたように振り返る。
「名雪さんっ! 秋子さんが! 秋子さんがっ!」
 わたしは、満面の笑顔をあゆちゃんに向ける。
「わたし、間違っていたよ。泣きたい時は、泣いてよかったんだよ」
 あゆちゃんの目が見開かれる。
「名雪さ……」
 今度も、うんと勢いをつけたから、包丁はしっかりと刺しこまれる。
 あ、でも、位置が悪かったかも。あゆちゃんはすごく苦しそうに顔を歪めて、床に膝をつく。
「な……ゆき……さん?」
 ああ、ごめんね。痛いよね。わたしはあゆちゃんのお腹に突き立っている包丁を掴むと、ぐいと引っ張った。引き抜くのには結構力が要る。
「ぐふうっ!」
 あゆちゃんはすごく苦しそう。ごめんね。
「痛い……痛いよ……」
 あゆちゃんがぽろぽろと涙をこぼす。
 わたしは、満面の笑顔をあゆちゃんに向ける。
 今度は大丈夫。ちょっとごりってしたけど、包丁はちゃんとあゆちゃんの胸に刺さった。
「あゆちゃんは、7年前祐一と出会った時も泣いていた。この冬も祐一の前で何回も泣いていた。消える時にも涙を流していた」
 そう。これは祐一が話してくれた話。その度にスイッチが切り替わったから、さっきまで忘れていた、祐一とあゆちゃんの恋物語。
「あゆちゃんが泣くと、祐一があゆちゃんを好きになっちゃうんだよ」
 あゆちゃんは、もう何も言わないで床に崩れる。
 痛くしてごめんね。もう痛くないよね?
 わたしは、満面の笑顔をあゆちゃんに向ける。


「ただいまぁ!」
 祐一の声がする。わたしは玄関で祐一を出迎える。
「おかえり、祐一。もうあゆちゃん来てるよ」
「あ! やっぱり! その辺り探し回っちまったぞ、あゆの奴め」
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「祐一があゆちゃんをいじめるからだよ」
「だからって逃げ出さなくてもいいだろうに……あれ?」
 祐一が鼻をひくひくさせる。
「名雪。ひょっとしてあゆ、台所か?」
 わたしは頷く。
「そうだけど?」
「やっぱりか! 早速何を焦がしてるんだ? あいつ!」
 祐一はばたばたと台所に向かう。
「あゆ! お前なぁ……」
 祐一の声が立ち消える。
「あゆ……!? 秋子さん……!?」
 わたしはゆっくりと台所に入る。
 祐一が立ち尽くしている。
 わたしは包丁をもう1本取り出す。出刃は2本とも使っちゃったから、柳刃かな? 菜切りだと刺すのには使えないもんね。
 祐一がのろのろと振り向く。視線がわたしの手元で止まる。
「名雪? ……まさか……お前が?」
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「祐一。わたし、祐一の事が、好きだよ」
「え?」
祐一がくちをぽかんと開ける。
「ずっと言えなかったけど……ううん、7年前に言えたんだけど……ずっと、ずっと、祐一の事が好きだったんだよ」
「7年……前?」
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「うん。祐一は忘れちゃってるけどね。7年前に、駅前のベンチで、雪うさぎをプレゼントにして……祐一に、好きだって言えたんだよ」
 祐一の顔が苦しそうに歪む。
「雪……うさぎ……雪うさぎ……駅の……ベンチ……」
 あれ? 祐一、思い出そうとしてるの? うん。思い出してくれたら、わたしは嬉しいけど……ちょっと恥ずかしいな。
「ぐっ……!」
 祐一が頭を抱えてうずくまる。頭が痛むの? 祐一。無理なら思い出さなくたっていいんだよ?
 祐一が顔をあげる。呆然とした表情。思い出した、の?
 祐一が自分の手を見る。そして、わたしを見る。
「雪うさぎ……そうだ……俺が……」
 思い出したんだ。祐一。でも、雪うさぎを壊した事は忘れていた方が良かったかな? だって、祐一、すごく辛そう。
 祐一が後ろを振り返る。あゆちゃんを、そして、お母さんを見る。のろのろとわたしに向き直る。
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「俺の……せいか……俺が……名雪を傷つけたせいで……こんな……」
 わたしは祐一に首を振って見せる。
「違うよ祐一。わたしのせいだよ。わたしが間違えたせいなんだよ」
 祐一はふらふらとしながら立ちあがり、わたしに歩み寄る。
「俺を……刺すんだろ?」
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
 わたしは包丁をしっかりと握る。
 さく。
 あ、やっぱり柳刃じゃ駄目だったかな? 刃が長いせいで力が入りにくい。もう一度。
 さく。
 うまく奥まで刺さらない。仕方ないからそのまま思いきり力を入れる。
 ず……ず……。
 少しずつ、刃がわたしの胸に入ってくる。
 体の中で、ぶつんぶつんと音がする。
「名雪っ!!」
 祐一が叫ぶ。
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「駄目だよ。祐一を刺したら、祐一が居なくなっちゃうもん」
 ずずっ!
 刃が奥に刺さっていく。
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「わたしは、祐一があゆちゃんをいじめるのは、あゆちゃんが好きだからなんだ、って事を祐一に教えた」
 力を入れて刃をゆっくりと引き抜く。ぶつぶつと体の中が切れていくのが分かる。
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「あゆちゃんを家に泊める事に賛成した」
 もう一度刃を押し込む。切れ目ができているはずなのに、とても力が要る。
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「あゆちゃんと仲良く遊んだ……」
 ごふっ。
 喉の奥から血が昇ってきて、口から吹き出される。
 息がうまく吸えない。
 わたしは、満面の笑顔を祐一に向ける。
「わたしが居ると……わたしは……あゆちゃんの事を…………好きに……なっちゃうんだ……よ」
 ごふっ! ごふっ! ごふっ!
 口からごぼごぼと血が溢れる。
 わたしは、満面の笑顔を……あれ? 笑顔が……壊れてる……。
 わたしの体が崩れる。
「名雪いっ!!」
 祐一の腕がわたしを抱きとめる。
 やだ、祐一。恥ずかしいよ。
 ごぶっ!
 わたしの口から血が流れる。
 わたしの唇も、今、真っ赤かな? お母さんみたいに、きれいに見えるかな?
「名雪! 名雪っ! しっかりしろ!!」
 祐一が叫ぶ。祐一の顔が目の前にある。
 わたしは、固まっていた作り物の笑顔なんかじゃなく、本物の、とびっきりの笑顔で微笑む。
「だい……好き……だよ…………祐……」
 あん。口がうまく動かない。ごぼごぼと溢れる血が、わたしの喉を塞いでいる。
 うーん。この体勢になるんだったら、キスのひとつもせがむべきだったかな? 祐一は優しいから、きっと照れながらキスしてくれたと思うのに。
 祐一の顔が良く見えない。
 祐一の声が良く聞こえない。
 これでお別れなのかな?
 でも、いいや。
 祐一が居なくなる理由はもう無い。
 祐一はもうずっと、居なくなったりなんかしない。
 わたしは、もう動かない口の代わりに、精一杯の思いを込めて、心の中で繰り返す。
 大好きだよ。祐一。
 大好きだよ。祐一。
 大好きだよ。祐一。
 大好きだよ。祐一。
 大好きだよ。祐一。
 大好






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