アルコールにご注意 「おい、フェイト。ちょっち付き合わねえ?」 「はぁっ?」 ぺターニの宿屋でクリフはフェイトの目の前にある物を出した。手には二つのグ ラスを持っている。 「…何だよ、それ。」 「見て分からねぇのか?酒だよ酒。この俺がジュースなんざ飲むと思うか?」 「……想像したくないな。クリフがジュースなんて…。」 一瞬想像したフェイトは思わず顔を背ける。余りにも似合わな過ぎるそれに口を 手で抑え、肩を小刻みに震わせた。 「…お前…今想像したろ…。まっ、んなこたぁどうでも良いんだが。どうよ?」 たいした気に留めた様子もなくクリフはグラスをテーブルに置き、椅子に腰掛ける。 酒瓶の封を切り目の前のグラスに中の液体を注ぐと、瓶をフェイトに差し出した。 「いや、僕は遠慮するよ。」 フェイトは首を横に振り断る。彼自身、余り酒を飲む方ではない。飲めない訳で はないのだが、自分から進んで飲もうとは思わない。 「なんだぁ?まさか飲めないのか?フェイトちゃん♪」 イタズラっぽくクリフは聞いてくる。からかわれているのは分かっているのだが クリフに子供扱いされているのは癪に障る。 フェイトは勢いに任せ、クリフの向かい側に腰を下ろした。 「子供扱いするなよ!飲めない訳無いだろ!?」 自分の前にあるグラスをクリフに差し出す。まさに『売り言葉に買い言葉』。 してやったりという表情を浮かべクリフはフェイトのグラスに酒を注いだ。 (すぐムキになる所が子供だって言いたいんだがな俺は。) 敢えて口には出さずクリフは思う。こうして二人だけのささやかな酒盛りが行わ れ始めた。 □ □ □ □ 「お前、ちゃんと飲んでるのかよ?」 「…飲んでるよ。ちゃんと。」 「嘘吐け。全然減ってねぇじゃねーか。」 飲み始めて数分、既に三杯目となるクリフがフェイトのグラスを見ると口を挟 んだ。 はっきり言って全く減っていない。 「クリフと違って僕はそんなにガバガバ飲まないしね。」 溜息を吐きながら皮肉たっぷりにフェイトも返す。 「んな事言って、本当は飲めないんだろ。いかんぞ。背伸びをするのは。」 飄々と言うクリフに対し再びフェイトはむっとする。 「だから、飲めないとは言ってないだろ!?いいよ、其処まで言うんなら飲んでや るよ!」 言うが否や、フェイトはグラスを持つと一気に中の液体を飲み干した。 クリフがその飲みっぷりに口笛を吹くが飲み干すと同時に彼の顔が真っ赤に染 まる。 「どうらよっ!これれもまら子供扱いするのかよ!」 グラスを置きクリフを睨むが、呂律が回っていない。それには勧めたクリフ自身 が驚いた。 「おいおい…。たったの一杯だぞ?」 頭を掻きながらクリフは呟く。 フェイトの資料を初めて目にした時、『酒には弱い』と書いていたのをクリフは 思い出すがまさかこれ程にも弱いとは思わなかった。 (…ちぃとばかし失敗したか〜?こりゃ…。) 申し訳なさそうに席を立つとクリフはフェイトの方に回り込んだ。 「フェイト、大丈夫か?」 「らいじょーぶらって言ってるらろ!?なんらよ!」 …先程よりも呂律が回っていない。おまけに目が据わっている。 流石にこれ以上飲ませない方がいいと判断したクリフはフェイトの身体を抱き上 げた。 「…俺が悪かった。もうお前は寝た方がいい。」 「なーに言ってんらよ。お前から誘ったくせに〜。」 頬を膨らませるフェイトをよそにクリフは彼をベッドへと降ろそうとしたがクリ フの首に腕を回し離れようとはしない。 寧ろ更に力を込める始末である。 (…こいつ…。酒飲むと性質悪ぃ…。) そう思う反面、何処か満更でもないという風にイタズラっぽく笑うとフェイトの 耳元で囁いた。 「ほれ、離さねぇとこのまま襲っちまうぞ?それでもいいのか?」 こんな事をマリアに聞かれようものなら半殺しでは済まない事をクリフは嫌と言 うほど分かっていた。 実際フェイトとキスした所を以前に彼女に見られ、生死の境を彷徨った事がある 。マリアと部屋が離れているという事に心底安心した。 と、突然クリフの唇を温かい物が触れた。それがフェイトの唇だと気付くのに数 秒の時間を要した。 間近にはフェイトの顔。先程とは違いとろんとした眸でクリフを見つめている。 クリフは口の端を吊り上げると、再び耳元で囁いた。 「…先に誘ったのはお前だからな。後でリフレクト・ストライフはナシしてくれよ?」 そう言って降ろすと同時にベッドの軋みが後に続いた。 □ □ □ 首筋に唇を落とし、痕が残る様に強く口付けるとフェイトの身体が小さく跳ねた。 「…ぅ……ん……っ」 酒が入ってる所為もあるのか、触れる度にフェイトは敏感に反応する。 その様子を見ながらクリフは服を捲し上げ、舌で胸の突起を触れるとそこを口に 含んだ。 「………ッ!」 わざと音が聞こえるように吸い上げ甘噛みをしてやる。 愛撫をしながら手は下肢をなぞり、ズボンの中に滑り込ませると直にフェイトに 触れた。 何度も肌を重ねているクリフは彼の感じる所を熟知している為、その場所を責め 立てる。 「ん……っあぁ……。」 快楽の波がフェイトを襲う。やがて、その波に耐え切れなくなった彼は身体を震 わせると自身の熱をクリフの手に解放した。 「あ…は……ぁ……っ」 肩で息をするフェイトに対し、クリフには余裕が感じられる。 「全身性感帯みたいだな。」 「そ…んな…んじゃ……!」 からかうように言った言葉にフェイトは更に頬を紅潮させた。そんな様子が愛し くてついついクリフは頬に口付ける。 「ったく…。イイって素直に言やぁいいのによ。ホント頑固だなお前も。」 「あぅっ!」 フェイトの放ったモノで湿らせた指を彼の中に挿れる。突然の痛みにフェイトの 身体はビクリと跳ねた。 突然の痛みから反射的に逃れようと腰を浮かせるがクリフがそれを許す筈がない。逃がさないようにしっかりと腰に腕を回した。 「やっ……だ……ぁ…!抜い…て…!」 碧の双眸に涙を溜め懇願するが呆気なく却下された。 「いい子だから俺に任せとけ。お前はただ感じるままに感じりゃいいんだ。」 一言言い放つと指を動かし始めた。湿った音がフェイトの耳に聞こえてくる。 なんとか聞かないように神経を集中させようとするが、痛みとその間から来る快 感に何も考えられなくなっていった。 指を動かす度、フェイトの声が熱を帯びて行く。やがて解れて来た場所から指を 引き抜くと代わりにクリフは猛った己自身を宛がった。 「ひぁっ…!や……っ!」 クリフを離そうと力を振り絞って胸に押し当てるが、当のクリフの所為で腕に力 が入らない。 「わりぃな。俺もそろそろ限界なんだわ。ツライかもしんねぇけど勘弁な。」 しゃあしゃあと言ってのけると同時に腰を沈める。慣れない圧迫にフェイトの 身体が強張った。 「は……ぅ……っ!クリ……フっ!」 「おい、力抜いとけ。後で辛いのはお前の方だぞ。」 除々にクリフがフェイトの中に入っていく。必死になりながらもフェイトはそれ を受け入れて行った。 クリフによって与えられる快感でフェイトは何も考えられなくなる。 ただ、熱がと鼓動だけが彼を支配するだけだった。 腰を動かしながらクリフはフェイトに触れる。先程達したばかりだというのにも かかわらず、熱を帯びちょっとの刺激を与えるだけでも 達してしまう位に反応していた。 「……フェイト。」 「…っ……ッ!」 口付けながら囁くとクリフは一際強く打ち付ける。フェイトも声にならない喘ぎ を出すと堪らずに自分の熱を再び放つ。 少し遅れてクリフも自身の欲をフェイトの中に放った。 □ □ □ 次の日、フェイトの体調不良により一行はぺターニに暫く滞在する嵌めになった。 原因は二日酔いと腰に響く鈍痛の為。 しかも運悪くネルの口からマリアの耳に入ってしまい、案の定クリフは半殺しに 遭い、フェイトも酒を二度と飲まないと誓うと同時にクリフに二ヶ月の禁欲を心 に誓ったという。 FIN +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ あとがき ………楽しかったぞコンチクショウ!!!!!!どうだっ月魚くん!オイラやったよvvvvvv 『誘い受け』わ目指した筈なのに結局クリフのペース…。てか撃沈(汗) 実はあの後フィッター氏、二回ヤッてます(死)う〜ん若いねぇ…vvv 意外とネルは公認なんですよね〜。うちのサイト内では。アルベルとフィッター 氏は犬猿の仲。争奪戦勃発中。 マリアは何気に最強。(笑)フィッター氏を瀕死に追い込む強者ですから♪ デートは彼女に隠れてこそこそとV(見つかれば地獄のプルート・ホーンてな感 じで。) マリアとアルベルをタッグ組ませたらかなり楽しいだろうな…☆