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クリエーション2









「…クリフってホント不器用だよな…。」

ペターニのファクトリーでフェイトは共に細工をしていたクリフに一言言い放つ。
彼の周りには無残とも言える程に元鉱石が散乱していた。

「はぁ…。コストと材料の無駄遣い…。」

散乱している元鉱石の残骸を拾うと盛大に溜息を吐いた。

「ああ?何言ってやがる。ちゃんと出来てるじゃねぇか。」

自身たっぷりにクリフは自分の持っているアクセサリーを見せる。
それを見た瞬間、フェイトは再び大きく溜息を吐いた。

「……それの何処が出来てるんだよ…。おもいっきり『ぶかぶかの指輪』じゃな
いか。はっきり言って失敗作だよ、それ…。」

クリフから指輪を取ると自分の指にはめて回す。
明らかに指輪はフェイトの指に余りぶかぶかだった。

「じゃあ、これならどうよ?これならお前の指にちゃんとはまるだろ。」

そう言うと再び指輪をフェイトに渡す。しかし、フェイトが受け取った瞬間―――

「重っ!!何だよこれ!?『重たい指輪』じゃないか!こんなの付けたら指が折れる
だろ!?」

はめる前から指輪をクリフに突き帰す。

「…んだよ…。そう言うお前の方はどうなんだ?上手くいってんだろ?」

拗ねた口調でクリフは呟き、フェイトの後に有る物を取り上げた。

「あっ…!」

反応した時には既に遅し。クリフは自分の手の中にあるアイテムを眺めている。

「………。」
「………。」

変な沈黙がファクトリーに流れた。数秒間の沈黙の後、口を開いたのはクリフ。

「…お前も人の事、言えねぇじゃねぇか。」
「…うるさい。たまたま調子が悪かっただけさ。」
「ほ〜ぅ?もしかして俺の事を考えながら作ったのか?これ、俺がモデルみたい
だしなぁ?」
「〜〜〜〜〜〜〜!!」

口の端を上げ、フェイトを見遣る。一瞬で顔を真っ赤にさせたフェイトは照れか
らなのか視線を逸らせた。
その様子を見てクリフはくっと喉で笑う。

「いやぁ。俺ってば愛されてるねぇ。こんなのを作る程に思ってくれてるなん
てな。」
「なっ…!バ…!それは……っ!!」
「それは?」

イタズラっぽく笑う顔に見つめられ、フェイトは言葉を失う。
こうなるとフェイトはクリフには勝てない。寧ろ勝ったためしがない。

「…っそういうお前だって何で指輪ばっかり作ってんだよ!?」

床に散乱する元鉱石の残骸の中有るにリング状の物を指し、フェイトも問い掛
ける。

「んぁ?これか?これはお前にやろうと思ってな。」
「……は?」

飄々としたクリフの台詞にフェイトは間の抜けた声を出した。

「ん〜、なんつーか…お前が俺のモンだって言う証さ。まだ上手くいった試しは
ねぇんだけどよ。」

そう言うとクリフは下に視線を落とす。床には散らばった元鉱石。
しかし、よく見ると鉱石はどれもサファイアばかりだった。

「お前、サファイア好きだって言ってたろ?まぁ、何でこいつが好きかとかは聞
かねぇけど。」

意味ありげに見つめてくる双眸にフェイトは更に顔を赤らめた。フェイトが
サファイアを好きという理由をクリフは判っている。

(俺の眸と同じ色だから…だよな。)

それはフェイト自身がよく言っていた言葉だったからだ。

「ああもう!!敢えて何も言わないのは卑怯だぞ!」
「俺はお前の口から直に聞きたかったもんでな。」

勝ち誇った顔をするクリフに、とうとうフェイトは観念した。

「む〜…。そうだよ。お前の眸の色に似てるからだよ!深い蒼色がとても綺麗…
だから…。」

半ば自棄になっていたがやがて照れを隠すようにフェイトは下を向く。
しかしクリフはフェイトの顎を掴み、自分の視線に合うように上を向かせた。
互いの視線が交わる。

「いい子だ…。よく言えたな。」
「…子供扱いするなよ…。」

真っ直ぐに自分を見据える双眸にクリフは微笑んだ。

(…その眸に俺は惹かれたんだよな。初めて見た時から。)

胸中で呟きながら顔を下ろしフェイトの唇に自分の唇を合わせた。

「っっ!!ちょ…っこんな所で…!」

突然のキスに慌ててフェイトは顔を離そうとするがクリフがそれを許す筈も無く、
再び口付ける。

「〜〜〜〜ッ!!」

素早く自分の舌を口内に滑り込ませ、フェイトの舌と絡める。先程とは違う深い
キスにフェイトからは力が抜けた。
その様子を感じながらクリフは味わう様に更に口付けを深くする。
ようやく唇を解放した頃にはフェイトは肩で息をしていた。

「…最…悪…。誰かが来たら…どうするつもり…だったんだよ…。」

息を整えながらクリフを睨む。当のクリフはさほど悪びた様子も無く、

「大丈夫だって。お前さっき自分で鍵を閉めてただろ。
だから誰も邪魔なんか入んねぇよ。」
「!!!」

口の端を上げ微笑むクリフに、いくら作業に集中したいからと鍵を閉めた
自分自身の行動に激しく後悔した。
しかし、こうなってしまっては後の祭り。もうクリフの思うがまま、その後は机
の軋んだ音だけがファクトリーの中に
響き渡るだけだった。





後日、再びクリフとフェイトの二人はアイテムクリエーション行っていた。
但し、今回は二人だけではない。

「……おい。」
「何?」
「『何?』じゃない。何で人事異動させた筈のクリエイター達が此処に集結して
やがんだ…?」

不満一杯の顔でフェイトを見る。

「さぁ、何でだろうね?」

淡々と答えるフェイト。あの日以来、フェイトはクリエーションを行う際必ずと
言って良い程クリエイター達を呼び寄せていたとか…。












                END


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……激しかったんでしょうね…フィッター氏。(撲殺)
因みにフィッター氏、細工に関してはセンスゼロです。(失礼)
だって…ねぇ…?細工Lv低いし…。可愛いんだけどもさ。
失敗作を無理矢理『良い品』と言いそう。(笑)
つか、エロが書きたい!!!(死)これもエロ有りの筈だったんだが…。
是非次回はエロ書くぞ〜!!!お〜っ!(ヤメレ)
それ以前に文才どうにかせにゃな〜。