クリエーション2 「…おい、プリン頭…マリア…。」 「…何だ、クソ虫。」 「何?クリフ?」 不満一杯にクリフはマリアとアルベルを睨みつける。 そんなクリフに怯みもせず、二人は振り返った。 「何だ?じゃねぇ!何でお前等まで付いて来てやがんだ!?」 そう、この日はフェイトと二人で買出しの筈だ。 とは言うもの、それは表面上の建前であり実際にはフェイトと二人きりになる為 の口実だった。 それなのにこの二人がついて来たら…。 いや、この二人だからこそクリフの不満は最高潮に達する。 これがネルやソフィアならば何かと理由をつけてフェイトと行動できるのだが…。 アルベルはフェイトが気になっている。それは自分もかつては同じ気持ちだった のだから気付かない訳がない。 マリアにしてはどうだ。自分達の事を当に気付いているのだが、知っていて邪魔 しに来るのはいい度胸としか言い様がない。 無論、そのテの鈍感な恋人は持ち前の人の良さ故か周りの反応に気付いてはい ない。本人は至って気付かれてはいないと思っているようだが…。 「……フ。クリフ!」 掛けられた声にクリフは我に返る。どうしたと思い下を見下ろすと、 拗ねたようにフェイトがクリフを見ていた。 「あ?何だ?」 「お前、人の話を聞いてたのか?」 「どうかしたのか?」 まるで聞いていなかったと言うように聞き返すクリフにフェイトは呆れ溜息を 吐く。 「やっぱ聞いてなかったのかよ…。マリア達と話したんだけど此処から別行動取 ろうって事にしたから。」 「別行動?」 「うん。僕とアルベル、マリアとお前で二手に分かれて買出しに行こうって事に なったんだけど。」 「……あっ?」 クリフの中で全ての時間が止まった。突然何を言い出すかと思えば…。 「ああ?ちょっと待て。何でそうなるんだ?大体俺は…」 フェイトと一緒にと言葉を続けようとしたが…。 「あら、クリフは私と一緒じゃ…不満かしら…?」 突如フェイトの隣から何とも言えない殺気が立ち込めた。 その瞬間、男性陣三人の顔がざっと青ざめる。 マリアはフェイトの隣でフェイズガンの銃口をクリフに向けている。 しかもその顔はとても穏やかで…。 「ま…待て!マリア…!!話せば分るっ…な…?」 「…ねぇクリフ?私ね、最近新しい技を覚えたんだけど…。…使ってみてもいい かしら?」 誰もが思わず見惚れてしまうような極上の笑みでマリアは言う。 しかし、目は笑っていない。 青ざめ後ずさるクリフ、笑顔でフェイズガンを構えるマリア、凍り付いているア ルベルとフェイト…。 その一角だけがブリザードが吹き荒れている様だった。 「お…おい……マリ…。」 「塵になりなさい☆」 どごーん……………っ この日、ペターニの街では謎の爆発と男の断末魔が響き渡ったと街の住人は口々 にネルに口を揃えて言ったという。 「おい…、あの女はいつもああなのか?」 「さ…さぁ…。」 マリア達と別れてようやくアルベルは口を開いた。 クリフはと言うと…血まみれのままマリアに引きずられて行ってしまった。引導 を渡したマリアは『また後でね☆』と爽やかに言ってのけたのだ。クリフを引きず りながら…。彼女の何処にそんな力があるのか不思議に思う反面、二人は彼女を 敵に回すまい…そう心に決めたのだった。 「おら、さっさと済ませて戻るぞ阿呆。俺は眠いんだ。」 言うや否やアルベルは歩き出す。 「あっ!待てよアルベル!」 慌ててフェイトもアルベルの後を追うべく歩き出す。 「なぁ、アルベル。戻る途中でちょっと工房に行きたいんだけどいいかな。」 「工房なんかに何しに行くんだ。」 心底不機嫌そうに言うアルベルに、 「ん…、ちょっとね…。」 フェイトは曖昧に答える。その顔はどこか照れを含めているように微笑んでいる。 「ふん、付き合ってられるか。勝手にしろ阿呆。」 相変わらずだなぁと苦笑を洩らし二人は道具屋に入るのだった。 * * * * * * 「ったく…。ヒデェ目に遭ったぜ。」 「あら、随分早く気が付いたのね流石クラウストロ人。」 目が覚めたクリフに皮肉たっぷりにマリアは言った。 そんな所はフェイトにそっくりだとつくづく思う。 「何も街中でフェイズガンぶっ放すこたぁねぇだろうが。」 頬に付いた血を拭いながらブツブツと文句を言っている。 「自業自得でしょ?何ならアルベルが良かったかしら?」 「それは御免被りたいな。」 口では勝てないと苦笑を洩らしながらクリフは両手を上げ、降参の意を示した。 「ふふ。じゃあ、行きましょう。お父さん。」 「よせやい。お前みたいなデケェ娘、産ませた覚えはねぇよ。 それにあんなカミさんじゃ、命が幾つ有っても足りねぇや。」 ミラージュには内緒なと笑いながらクリフは言う。 「私ミラージュには隠し事なんて出来ないわよ?」 と、小悪魔的な笑みを見せ歩き出す。 「………。」 やっぱりこいつには敵わない…。そう改めて痛感するクリフだった。 必要な物を一通り買い終え、アルベル達と合流すべくクリフ達は広場に戻ったが 、そこにはアルベルしかおらずクリフはフェイトの姿を探した。 「おい、アルベル。フェイトの奴はどうした?」 周りを見てもフェイトの姿はなく、アルベルに問い掛ける。 「知るか。このクソ虫。」 相変わらずの口調でクリフに返す。あの真面目な少年が勝手な行動を一人でする 筈がない。 大方何か買い忘れたんだろうとクリフは思った。 しかし、アルベルのこの不機嫌さはどうだろう。もう一度口を開こうとした時、 マリアが口を開いた。 「じゃあクリフ、悪いんだけどフェイトを探してきてくれない?私達は先に宿屋 に戻ってるから。」 意味ありげな笑みを浮かべ、マリアはアルベルを促しさっさと宿屋に戻って行 った。 「何だよ、勝手な奴らだなぁ。」 溜息混じりに呟くが、フェイトと二人になれると言う事に満更でもないような 表情になる。 「しょうがねぇな。じゃまぁお姫様を探しに行きますか。」 フェイトを探すべくクリフは今来た道を再び歩き出した。 「ったく、あいつは何処に行きやがったんだ?」 探し始めて数分、再び溜息を吐く。 ペターニは行く場所が限られている為、すぐに見つかる筈なのだが。 ふとファクトリーの方に目が行く。そう言えば此処はまだだったなと思う。 「まさかな…。」 そう思いつつも取り敢えず扉を開け中を覗いて見る。 「……いやがった。」 姿を認めるとクリフは呟いた。しかし、フェイトは作業に集中しているのか、 クリフに気付いてはいない。 その様子を見るとクリフはイタズラな笑みを浮かべ静かに扉を閉め鍵を掛けると 気配を消し、フェイトに近づいた。少年はまだ気が付かない。 「何してんだ?こんなトコで。」 「うわぁっっ!!?」 突然声を掛けられフェイトは飛び上がる。予想通りの反応にクリフは喉で笑う。 「クッ…ククククリフっ!?」 「何笑ってんだ?お前。」 笑いながらフェイトの頭を掻き回す。 「笑ってない!そんな事よりお前こそどうしたんだよ!?」 ぐしゃぐしゃになった髪を直しながらクリフに問う。 「お前を探しに来たに決まってんだろうが。…って何か作ってたのか?」 フェイトの後にある物を見つけた。それは大小それぞれのリング。 「あっ!!!」 慌てて反応するが既に遅かった。 「それ…俺にくれるのか?」 「つ…ついでだよ!ついで!!!」 そう言ったフェイトの顔は赤く、クリフの顔が綻ぶ。 そのリングはシンプルでありながらも表面に小さくではあったがサファイアとエ メラルドが埋め込まれており、それが二人の為に作られたと言う事がフェイトの表 情から容易に物語っていた。 随分愛されたもんだとクリフは笑った。 「何が可笑しいんだよ!」 「いやな、お前の愛を再確認したと思ってよ。」 「何言って…んんっ!?」 顔を上げた瞬間、クリフに唇を塞がれた。 「ん…っ…ふぅ……。」 舌を絡め味わう。自然とフェイトは腕をクリフの首に回しそれを受け入れた。 「は…っ…」 唇が離れるとフェイトはクリフを見つめた。深い深蒼の眸が自分を映している。 「……ヤベェ。我慢出来ねぇ…。」 呟くとフェイトの顔が更に赤く染まる。 「ちょっ…!こんな所で…!」 慌てて離れようとするが、クリフの腕がしっかりと腰に回され身動きが取れない。 それどころか、更に力を込められた。 「クリフ!離せ…!誰かが来たら…っ!」 必死に藻掻くフェイトにクリフは言葉を続ける。 「鍵は掛けといたから心配すんな。」 「!!!」 「だから安心しな。」 もうこうなってしまってはクリフは止められない。いい加減フェイトも諦めるし かなかった。 「…あ…あんまり激しい事はするなよ…?」 俯きクリフに身体を預ける。 「ちゃんと楽しませてやるよ。」 そう告げるとクリフの唇は再びフェイトの唇を塞いだ。 * * * * * * * 「…あ……んん……ッ」 クリフの舌の刺激によってフェイトの身体が小さく跳ねる。 敏感なフェイトの身体はクリフが与える快感に従順に反応を見せた。 「…何時もより感度イイんじゃねぇの?」 愛撫をしながら片手を下部へ移動させ、邪魔な装備品を難なく外していく。 装備が全部外されるとフェイトの下部を覆っているものは薄いスラックスだけと なった。 「ク…クリフ……ん…やっぱり…っぁあ……!」 フェイトの言わんとする言葉の意味をクリフは理解したが、途中で止めてやるな んて気は彼には全然ない。 スラックスの上から撫でるように触れてやればフェイトから甘い声が漏れてくる。 「こんな状態で戻れる訳ねぇだろうが。」 「ふあ…ッ!」 服の上からでもクリフの手の熱で感じてしまう。 とうとう立っていられなくなりカウンターに背を預けた。そしてそのまま下に滑 って行く。 「ほら…もうこんなになってるぜ。」 「ッ!い…言う…な…っ!」 いつの間にかスラックスは脱がされフェイト自身が外気に晒された。 羞恥に染まった顔でフェイトはクリフを睨んだが、目の前の男には堪えた様子がない。 それどころか心底楽しそうに笑っていた。 「何も考えられないようにしてやるよ。」 「えっ?……ひゃうん!?」 言葉の意味を理解するより先に強い快感がフェイトを襲う。 突然の生暖かい感触にフェイトは目を見開いた。 「や…やだ…!」 下部で金の髪が揺れる。何とか離そうと力を込めたが、それがクリフに効く訳で はなく…。 いつしか手からは力が抜け、金の髪を絡めるように添えられているだけとなった。 「はっ…あ…ぁ…ッ…リフ…!」 快楽に必死に耐えようとするが、クリフが更に責め立てる。 やがて耐え切れなくなったフェイトは身体を震わせるとクリフの口内でその熱を 放った。 フェイトの放った熱を喉下すると顔を上げると口に付いたモノを指で拭い舐めた。 「お…お前…今の…!」 「あ?ああ、美味かったぜ。」 「!!!!」 フェイトの頬が更に朱に染まる。この男は何て事をするんだとそう思わずにはい られなかった。 よりにもよって自分の放ったモノを飲むなんて 「の…飲むなよっ!そんなの…!!」 「いいじゃねぇか。それよりも力抜いとけよ。」 「良くない!!!そもそも…っい……!」 抗議しょうとした瞬間フェイトの身体が跳ねた。後には異物が挿る感触。 「や…!抜い…て!んぅ…っ」 異物から逃げるように腰を浮かせ逃げようとしたが力が入らない。 湿った音が徐々にフェイトの耳に届く。 「あ…はぁ…っ」 「…もうそろそろイイか…?」 舌で涙を拭いながら呟くとクリフは指を引き抜くと猛った自身を出し、秘部に押 し当てた。 「ひ…っ…ああああっ!」 息を呑む暇さえ与えず一気に腰を深めると大腿の裏に手を差し入れると一息吐き 、揺さぶりを掛ける。 揺さぶる度背後のカウンターが軋みを上げた。その音に合わせるようにフェイト からも甘い声が断続的に響いた。 「くっ……ん……ぅっ!」 クリフの首にフェイトの腕が回される。クリフは耳を愛撫しながら更にフェイト を揺らした。 やがて自分に限界が来ている事を悟り、挿入を深めるとフェイトの身体が強く反 応を示す。 「あ…あ…っ!クリフ…クリフ……!!」 「…ッフェイト…。」 「ッッッっ!!」 再び熱を放つ。クリフも強く腰を打ち付けるとフェイトの中に自分の欲を吐き出 した。 * * * * * * 「……最っ悪…。」 「でも良かったろ?」 事を終えた後、クリフに凭れたままフェイトはぼやく。 当のクリフはと言うと悪びた様子もなく飄々と言ってのける。 「激しい事するなって言ったのに…。」 「何言ってやがる。最後の方はお前だって…もが…っ」 「わっわ!!言わなくて良いっ!!」 慌ててフェイトは手でクリフの口を塞ぐ。よほど恥ずかしかったのか耳まで真っ 赤だ。 クリフが声を飲み込むのを確認した後、安堵の溜息を吐くと拗ねたように背を向 けた。 その様子を見ながらクリフは微笑む。そして、机に向かい作られたリングを手に 取るとフェイトを後ろから抱きしめた。 「おい、手ぇ出せ。」 「何だよ…。」 左手を取られ指にリングをはめられる。 「ク…クリフ…?」 リングをはめられた指を見てクリフを見る。また、クリフもフェイトにリングを渡すと自分の左手を出した。 「俺にもはめてくれよ、それ。」 「え……。」 「俺がお前のモンだっていう証になるんだからよ。」 「……バカ…。」 悪態を吐いてみるがその顔はとても幸せそうに微笑んでいて…。クリフの指にリングを通してやると彼も満足そうに唇の端を上げた。 「さて、お互いの愛も確かめ合った訳だしもう一回ヤるか。」 腰に腕を回しクリフは言う。その言葉にフェイトは 「な…何また盛ってるんだよ!!…って撫で回すな〜〜〜っ!!」 その後、やるやらないでファクトリーから言い合いが遅くまで続いたと言う。 end ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 何かクリフかなり幸せになっちゃった…。んで、オチなし(爆) キイ様すみません(汗)マリア&アルベルvsクリフを目指したつもりだったので すが全然なってないですね(滝汗) どっちかと言うとマリア様最強伝説になってしまいました(笑)てか、アルベル 可哀想…!!(ホロリ/笑)まぁ、クリフが相手なら敵わないでしょうし…。 かなり遅くなりましたが謹んでキイ様に捧げさせて頂きます♪大変お待たせして しまいました事を深くお詫び致します。m(__;)m 返品はいつでも受け付けます。熨斗でも凶器でも釘打ったワラ人形でも何でも付 けて叩き返しても構いませんので…!! リクして頂き有り難うございました!!! でも、エロ書けて自己満足☆(死)