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ヴォイス








誰かが僕を呼ぶ声……。







誰だ……?





僕を呼ぶのは……




だけど…




この声を僕は知ってる……










「フェイト…。」

クリフはフェイトの手を握る。
事の起こりは数日前、バンデーンからの攻撃時フェイトは突然覚醒をした。
強大すぎる力を覚醒させた彼は艦を消滅させた後倒れ、未だ目を醒まさないで
いる。

「クリフ、フェイトは私が看ているからあんたも少し休んだ方が良い。
あんただってこの数日、ろくに休んじゃいないんだ。」

ネルの言葉にクリフは首を横に振る。ネルの言う通りクリフ自身睡眠はおろか、
食事すらしていないのだ。
フェイトが倒れてからクリフはずっと彼の傍に居る。

「気持ちは有り難いが俺はこいつの傍に居てやりてぇ。こいつが何時目を醒まし
ても言い様にな。」

ネルの方を振り向かないままフェイトの髪を梳きクリフは呟く。
青い髪がクリフの指の間からサラリと零れ落ちていった。
その様子を無言で見ていた彼女は軽く溜息を吐くとその身を翻した。

「…分かったよ。じゃあ私の部下に頼んで食事等を持って来させるからフェイト
の目が醒めたら知らせるんだよ。」

「…すまねぇな、ネル。恩に着るぜ。」
「気にするな。もともとこちらから巻き込んだ事なんだ…その位はさせてくれ。」

そう言うとネルは静かに部屋を後にする。
ネルが出て行くと部屋にはクリフとフェイトは二人きりになった。
クリフはフェイトの頬に触れる。触れた箇所からは彼の体温が指先から伝わって
くる。

「…皆お前の事を心配してるんだぜ。…俺だってな…。早く目を醒ませ、フェ
イト。」

指を頬から唇の方に動かし触れる。


いつからだったか。フェイトをこんなにも愛しく感じるようになったのは。
今から思うと出逢いは自分でもどうかと言う位怪しいものだった。
それを言われたフェイト自身、さぞやクリフを怪しいと思っていただろう。
それがいつしか行動を共にする内に大切な、かけがえの無いものとなっていった。


「お前にはまだやらなくちゃいけない事が有るだろう。こんなトコで立ち止まん
じゃねぇぞ。」 

再び手を握るとクリフはその手に口付けた。祈る様に。
その時、フェイトの手が一瞬ピクリと動いた。クリフはフェイトの方を見る。

「…ぅ…ん……。」

ゆっくりと静かに瞼が開かれる。

「…ク…リフ…?」
「フェイト…。」

二人の視線が交わる。柔らかく笑う顔、ずっと聞きたかった声、
それはクリフが最も待っていた愛しい人物。

「よう、やっと起きたな。」

泣きそうになりながらもクリフは優しく微笑む。握っていた手に自然と力が
篭った。

「聞こえて来たんだ…。クリフの…僕を呼ぶ声が…。」

フェイトも手を握り返す。その体温を確かめる様に。

「お前の声が僕を戻してくれた。その声が聞こえたから僕は
戻って来れたんだ…。此処に…。」
「当たり前だ。お前が何処に居ようが俺は必ずお前の傍に居るんだ。
なんせ俺の御指名はフェイト…お前なんだからよ。」

手を握ったままクリフはフェイトにキスをする。フェイトもそれに応えるように
静かに眸を閉じた。





クリフの言葉が、僕が此処に在るという証しになる。






この先だどんな事があろうとお前の声が僕を導いてくれるんだ。






だから…






これからも傍に居てくれるよな?






それが僕の存在する意味だから…。













             END


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コメント

……何が言いたかったんだろう…私…。(汗)
内容的にはフェイトが覚醒した時の話の筈なんだけど〜。
何気に設定無視?ゲーム中はこの後更なる悲劇が起こってる筈なのに
何でこんなにバカップル??(爆)
まぁ、二人が幸せならそれでもイイか☆(死)
えっ…?ダメ……?(汗)