なんのプロ? 第57話
人手がなくて、無理やり配送に借り出された時のことです。
専務(弟)2人で、1トントラックで配送に出ました。ちょうど横浜方面に行くので、前々から連絡が取れなかった
お客様のオープンダイニング(レンジが入る食器棚)積んでありました。
「ちょっと この人 電話してみて、いればよって行きたいんだ。」
と専務。休日なので、家にいる可能性高いと。連絡をするといた。大体の時間を告げ電話切りました。
2件ほど配送が終わった後、午後11時くらいでした。先ほどのお客様宅へ到着。
静かな住宅街の中の一軒家。チャイム鳴らすと、化粧っけのない50代後半の女性が出てきました。
「早かったですね。まだ 片付いていないのよ。」
そう さっきの電話の時、古いの食器棚処分して、今回の入れる予定とのこと。
当日電話して、配送なのだから仕方ないかと、キッチンに案内されると、片付けるところかなんにしてません。
「あなた方 プロだから大丈夫よね。中の食器 ここ(シンク)に置いて」
ざっと見たところぎゅうぎゅうに詰め込んだ食器は、まずシンクの上だけでは、無理そうです。
「隣の部屋のテーブルの上も使わせてください。」
頼んで、食器出し始めました。あるは あるは、山のように出てくる食器。
「もう いらないのは捨てることするわ。」
とスーパーの袋出してきて、私が出した食器を判別してるのですが、時間があっかること。
食器棚の引出は、手がつけません。見事にぐちゃぐちゃ。これをどうしようと悩んでいるので、
「引出だけ置いていきます。後でゆっくり仕分けしてください。
って 今度は、食器棚の上にある箱類。ホットプレートらしきものや食器が大量に詰まった箱は、見事にホコリだらけ。
専務が取り、床に置く。最後に電子レンジ移動して、約30分かけて中身は出せた。
そのまま、その食器棚を外に出して、今度は新しい食器棚を入れると、
「コンセントは冷蔵庫の上を通してね。」
「レンジの下に 耐熱シート(アルミで出来た)ひいた方がいいかしら。」
「炊飯器は こっちに置いて」
などなど 引越屋さん状態で 使われる私達。
「この古い食器は、処分してね。」
はい?それくらい自分でやれ!!といいたかったのだが、そこは笑顔で
「ハイ わかりました。」
やっと終了したと思って、帰ろうとした時、奥さんに呼び止められました。
「ね〜 洗濯機の横に置く細いタンスない?」
と案内されたのが脱衣所。そのには、洗濯機が見えないくらい山になってる洗濯物。
「ここの置きたいのよ。」
指差した隙間が見えない!
「そういうのは、通販のほうがありますよ。」
これ以上かかわると、なにさせられるかわかないので、さっさと退散。
専務は1人でトラックの準備(古い食器積んだり ロープ掛けたらり)
私は 台車と毛布(タンスが傷にならないよ当てます)をトラックの後ろに積むと、さっさ助手席座りました。
そういえば 処分してくれ言われた食器忘れた。これはバックレよう。
専務が運転席のつくと、
「早く行こう!捨てる食器持たされそうだから!」
路地を曲がった後、タバコ吸いながら、
「すごいね あのおばさん!」
と私が言うと
「あんなのは、まだましな方だよ。よくいるよ。」 淡々としゃべる専務。
私は あんなふうには、なりたくないよ!! |